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Interstage Service Integrator V9.5.1 解説書
FUJITSU Software

B.2 WS-BPEL2.0の使用可能要素と各要素の機能

WS-BPEL2.0で規定された要素のうち、以下の要素をサポートしています。未サポートの要素については、使用しないでください。


表B.1 WS-BPEL2.0の使用可能要素

分類

要素名

サポート

概要

基本アクティビティ

Invoke

サービスを呼び出します。

Receive

送信されたメッセージを受信します。

Reply

受信したメッセージに対して応答を返します。

Assign

Variableに値を設定します。

Throw

Faultを生成し、エラー情報を通知します。

Wait

×

指定した期間や日時まで処理を停止します。

Empty

×

何も処理しないアクティビティです。

Exit

×

ビジネス・プロセスのインスタンスを即時に終了します。

Rethrow

×

受信したFaultを再度Throwします。FaultHandlers内でだけ使用できます。

Compensate

×

CompensateionHandlerに定義されたアクティビティに対する逆処理を呼び出します。

構造化アクティビティ

Sequence

Sequence内に定義されたアクティビティを1つずつ順に実行します。

Flow

Flow内に定義された複数のアクティビティを同時並列に実行します。

If

条件付き動作を定義し、条件に従ってアクティビティを実行します。

While

While内に定義されたアクティビティを条件が真の間、繰返し実行します。

ForEach

×

条件付き動作を定義し、条件に従って複数の分岐を実行します。

RepeatUntil

×

RepeatUntil内に定義されたアクティビティを条件が真の間、繰返し実行します。

Scope

×

変数やCorrelationSetsなどの影響範囲を定義します。

Pick

×

メッセージの受信を待ち合わせ、メッセージに応じたアクティビティを実行します。

その他の要素

Variables

メッセージや変数を定義します。

PartnerLinks

Invoke/Receive/Replyで連携するサービスを定義します。

FaultHandlers

エラー情報を受け取ります。

CorrelationSets

Receiveで受信するメッセージとビジネス・プロセスのインスタンスを関連付けます。

EventHandlers

×

Scopeに対する外部からの要求を受け付けます。

CompensationHandler

×

アクティビティに対する逆処理を定義します。Compensateにより呼び出されます。

サポート欄の○はサポート、×は未サポートを示します。


以下に、サポートしている各要素の機能概要について説明します。