ARデータ管理クライアントから行うARマーカーやシナリオ、シーンの管理や、サーバオーサリングの動作イメージについて説明します。データ管理コンソールにARデータ管理クライアントのブラウザからアクセスし、Interstage AR Processing Serverのサーバに情報を格納します。
ARデータ管理の基本的な流れを以下に説明します。
データ管理コンソールにログインします。
使用したいARマーカーの状態を“使用”に変更します。
要件定義の結果に応じて、シナリオやシーンを作成します。
AR重畳表示コンテンツやタップアクションなどに使用するファイルをサーバに登録します。
サーバオーサリングによりAR重畳表示定義を作成します。
図1.9 ARデータ管理の基本的な動作イメージ例
ARマーカーやシナリオ、シーン、AR重畳表示定義の情報を管理します。
Interstage AR Processing Serverのサーバにて、ARマーカーの状態や設置場所など、ARマーカーに関する情報を管理するためのテーブルです。
例
ARマーカーID | 状態 | 設置場所 | … |
---|---|---|---|
1 | 使用 | A棟2F201室 | |
2 | 使用 | A棟2F201室 | |
3 | 未使用 |
Interstage AR Processing Serverのサーバにて、シナリオIDやシナリオ名、登録日時などシナリオに関する情報を管理するためのテーブルです。
例
シナリオID | シナリオ名 | … |
---|---|---|
10 | 運転業務 | |
20 | 部品交換業務 |
Interstage AR Processing Serverのサーバにて、シーンIDやシーン名、親となるシナリオID、登録日時などのシーンに関する情報を管理するためのテーブルです。
例
シーンID | シナリオID | シーン名 | … |
---|---|---|---|
201 | 20 | 部品交換業務手順1 | |
202 | 20 | 部品交換業務手順2 |
重畳表示定義を格納したテーブルです。ARマーカーIDやシナリオID、シーンIDやコンテンツや配置情報などを格納します。
例
ID | ARマーカーID | シナリオID | シーンID | AR重畳表示コンテンツ | 配置情報 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 20 | 201 | "センサー情報" | |
2 | 1 | 20 | 202 | "注意事項" | |
3 | 1 | 20 | 202 | "sample0.jpg" | |
4 | 2 | 20 | 202 | "sample1.jpg" |
AR重畳表示コンテンツに使用される画像ファイルなど、データベースに格納することができないデータを管理します。