AR重畳表示アプリケーションで使用する重畳表示を設計します。以下の項目について検討してください。
基本情報
重畳表示名
定義した重畳表示の名前を指定します。一意の名前を指定することでアプリケーションからの検索や重畳表示の指定をスムーズに行うことができます。
シナリオID
重畳表示させたいシナリオのIDです
シーンID
重畳表示させたいシーンのIDです。
ARマーカーID
定義した重畳表示定義を重畳させるARマーカーIDを指定します。
重畳表示定義コンテンツ
以下の種類から選択することができます。
テキスト
テキスト情報を重畳表示させたい場合に使用します。
基本図形
製品標準の図形を使用します。
ファイル
任意の画像ファイルを重畳表示に使用できます。画像ファイルはAR実行サーバのファイル管理で保存したファイルや外部に存在するファイルのURLで指定します。重畳を表示させるときに重畳画像をダウンロードするために通信が発生します。
重畳表示のさせ方
投影方法
2D表示か3D表示かを選択します。
ARマーカーからの相対位置
ARマーカーの中心点からARマーカーの1辺を単位としたX,Y,Z座標を指定します。
ARマーカーに対する回転角度
ARマーカーの中心点を原点としたARマーカー座標系に対してX,Y,Z座標の回転角を指定します。
タップアクション
URLアクション
重畳表示をタップした際に指定したURLのコンテンツを表示します。
スクリプトアクション
重畳表示をタップした際に指定したスクリプトを実行します。スクリプトアクションで指定するスクリプトはアプリケーションの実装時に作成するJavaScriptのメソッドを指定してください。
例
基本情報 | AR重畳表示定義名 | 業務サンプル_バルブ手順 | |
ARマーカーID | 1 | ||
基本図形選択 | テキスト | 手順1:バルブを右に回す | |
フォントサイズ | 20 | ||
フォントカラー | #[B00000] 透明度255 | ||
背景色 | #[FFC0C0] 透明度255 | ||
折り返し | 有り | ||
領域の高さ | 80 | ||
領域の幅 | 160 | ||
配置情報 | 投影方法 | 2D | |
座標位置 | X | 4.0 | |
Y | 1.5 | ||
Z | 0.0 | ||
回転 | X | 0.0 | |
Y | 0.0 | ||
Z | 0.0 | ||
スケール | X | 1.0 | |
Y | 1.0 | ||
Z | 1.0 | ||
その他 | タップアクションを利用する | する | |
スクリプトアクション | Apl.shiftScene(true) |
図2.1 AR重畳表示定義の表示例