Interstage AR Processing Server V1.0.1 導入ガイド

2.1.4 セットアップ（Linux）

2.1.4.1 セットアップの実行

1. Interstage AR Processing Serverをセットアップするサーバにスーパーユーザー（root）でログインします。

2. モデルA/Bを選択した場合は、/etc/hostsを以下のように設定してください。

   ARサーバのIPアドレス  ホスト名

   例

   /etc/hostsの記載例

   192.0.2.0 hostname

3. 以下のコマンドを使って、セットアップを実行します。

   /opt/FJSVar/bin/setup/arsv_setup.sh

4. セットアップが開始します。

   Interstage AR Processing Server SETUP START.

5. セットアップの完了を確認します。

   Interstage AR Processing Server SETUP END.

2.1.4.2 セットアップ時のトラブル対処方法

セットアップ中に何らかの異常が発生した場合、セットアップ前の状態に戻します。異常が起きた場合、セットアップ時に参照するパラメーターファイルに問題がないか確認してください。

セットアップの実行経過についてログファイルを出力しています。セットアップが失敗する場合には、以下のログファイルを確認してください。

/var/opt/FJSVar/logs/ISARinst.setup.log

必要なパッケージの未インストール

以下のようなメッセージが出力された場合、セットアップに必要なパッケージがインストールされていません。概説書の“動作環境”を参照し、必要なパッケージをインストールしてください。

error while loading shared libraries: libreadline.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory

Webコンテナの起動に失敗

以下のようなメッセージが出力された場合、Webコンテナの起動に失敗しています。/etc/hosts に[WebコンテナのIPアドレス] [ホスト名]を追記してください。

There is a process already using the admin port 9101 -- it probably is another instance of a GlassFish server.

例

/etc/hostsの記載例

192.0.2.0 hostname

パラメーターファイルの記述誤り

以下のようなメッセージが続けて出力された場合、パラメーターファイルの記述誤りの可能性があります。

** cmd execute failure 数字 **
*** FAILURE 機能名 setup **

パラメーターファイルの内容について確認してください。

• キーに抜けや誤りがないこと

• 値に入力可能文字が指定されていること

• 指定するポート番号は重複していないこと

内部生成するユーザ(arsvdmpg)が既に存在

以下のようなメッセージが出力された場合、内部生成するユーザー(arsvdmpg)が既に存在しています。

groupadd ${PGUSER} groupadd: グループ 'arsvdmpg' は既に存在します

内部生成ユーザーが存在しないことを確認し、再度セットアップを実行してください。