セットアップを行う前に、必ず以下の作業を行ってください。
Interstage AR Processing Serverはデータベース機能およびWebコンテナ機能でポート番号を使用します。
インストールする前に、使用済みのポート番号と重複していないか確認してください。使用するポート番号については1.1.1.1 ポート番号の確認を参照してください。
重複して使用しているポート番号がある場合、セットアップ時に参照するパラメーターファイルを修正してからセットアップを行ってください。
セットアップ時に参照するパラメーターファイルの内容、および、入力チェック内容について説明します。パラメーターファイルには、インストール時に画面から入力するパラメーター、および、セットアップ時に利用者が変更可能なパラメーターを保持します。
格納先は以下のとおりです。
%インストールディレクトリ%\setup_parameter\arsv_setup_parameters.txt
/etc/opt/FJSVar/setup_parameter/arsv_setup_parameters.txt
項番 | 内容 | パラメーターファイル | 画面入力 | 入力チェック | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
キー | デフォルト値 | 可能文字 | 下限値 | 上限値 | |||
1 | インストール先ディレクトリ | ISAR_HOME |
| ○ ※1 | 半角英数字、(、)、_、-、半角空白 | - | - |
2 | インストールモデル | INSTALL_MODEL | Model A | ○ | Model A、Model B、Model C、Model D | - | - |
3 | データベースポート番号 | PGPORT | 9201 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
4 | WebサーバのFQDN/IP | WEBSERVER_HOST | なし | ○ | ホスト名またはIPアドレスに利用できる文字。 Localhost/127.0.0.1/"::1"は不可 | - | - |
5 | 運用形態 | WEBSERVER_SSL | YES | ○ | YES、NO | - | - |
6 | 運用管理用HTTPリスナーポート | DOMAIN_ADMINPORT | 9101 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
7 | HTTPリスナーポート | DOMAIN_INSTANCEPORT | 9102 | ○ | 半角数字 | 1 | 65535 |
8 | 運用管理用JMXコネクタのリスナーポート | DOMAIN_JMXPORT | 9103 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
9 | HTTPSリスナーポート | HTTP_SSL_PORT | 9104 | ○ | 半角数字 | 1 | 65535 |
10 | メッセージブローカーへの接続ポート | JMS_PORT | 9105 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
11 | IIOP(ORB)リスナーポート | ORB_LISTENER_PORT | 9106 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
12 | 相互認証用のIIOP/SSLリスナーのポート | ORB_MUTUALAUTH_PORT | 9107 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
13 | IIOP/SSLリスナーのポート | ORB_SSL_PORT | 9108 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
14 | WebサーバHTTPSポート | WEB_SSL_PORT | 443 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
15 | WebサーバHTTPポート | WEB_PORT | 80 | - | 半角数字 | 1 | 65535 |
16 | バックアップ先ディレクトリ | BACKUP_DIR |
※2
| - | 127文字以内 | - | - |
※1:Linuxは画面入力できません。
※2:インストール先ディレクトリがデフォルト値である場合、以下の値となります。
%ProgramFiles%\Interstage\ISARbackup
注意
セットアップでは、バックアップ先ディレクトリに誤ったパスが指定されてもエラーは発生しません。
セットアップ後にバックアップ先ディレクトリが作成されていない場合は、アンセットアップ後にパラメータファイルに正しいパスを指定して、再度セットアップを実行してください。