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Interstage AR Processing Server V1.0.1 導入ガイド
FUJITSU Software

1.1.3 Linuxへのインストール

1.1.3.1 インストールの実行

  1. Interstage AR Processing Serverをインストールするサーバにスーパーユーザー (root)でログインします。

  2. 本製品のDVDをセットし、以下のコマンドを実行してDVDをマウントします。

    mount -t iso9660 -r /dev/デバイスファイル名 DVD-ROMマウントポイント
  3. 言語環境の設定
    言語環境の設定が以下であることを確認してください。設定が異なる場合は、言語設定を変更してください。

    LANG="ja_JP.UTF-8"
  4. インストールコマンドを実行します。

    # cd DVD-ROMマウントポイント
    # ./setup.sh
  5. インストール開始画面が表示されます。インストールを開始する場合は[y]を、終了する場合は[n]を入力します。

    Interstage AR Processing Server V1.0.1 Install Wizard
    製品名 : Interstage AR Processing Server Standard Edition
    バージョン : V1.0.1
    会社名 : 富士通株式会社
    インストールを開始しますか?
    [y,n]
    =>
  6. サーバ構成の設定画面が表示されます。説明文を確認したら、ENTERキーを押してください。

    === [ サーバ構成の設定 ] ===
    - Model A: イントラネット環境向け小規模・エントリモデル(オールインワン・最小構成)
    - Model B: インターネット環境向け小規模・エントリモデル(DMZにWebサーバ配置)
    - Model C: イントラネット環境向け中~大規模・高信頼・高可用モデル(複数サーバ構成)
    - Model D: インターネット環境向け中~大規模・高信頼・高可用モデル(上記にDMZにWebサーバ配置)
    システム構成・モデルに関する詳細は概説書をご覧ください。
    [ENTERを入力してください]
  7. インストールするサーバ構成の番号を入力します。

    === [ サーバ構成の設定 ] ===
    サーバ構成を入力してください。
    [1:Model A,2:Model B,3:Model C,4:Model D][ENTER:1]
    =>
  8. WebサーバのFQDNまたはIPアドレスを入力します。必ず入力してください。

    === [ Webサーバの設定 ] ===
    Model Aを選択した場合は、自ホストのFQDNまたはIPアドレスを入力してください。
    WebサーバのFQDNまたはIPアドレスを入力してください。
    =>
  9. 運用形態を選択します。

    === [ SSL暗号化通信の設定 ] ===
    
    Model Aを選択した場合、Webコンテナの運用形態を選択します。
    Model B/C/Dを選択した場合、Webサーバの運用形態を選択します。
    SSL暗号化通信の有無を入力してください。
    [1:YES,2:NO][ENTER:1]
    =>
  10. Webコンテナのポート番号を入力します。ポート番号は1から65535の範囲で入力してください。

    === [ Webコンテナの設定 ] ===
    Webコンテナ機能で利用するポート番号を入力してください。
    HTTPリスナーポート番号を入力してください。
    [ENTER:9102]
    =>
    
    === [ Webコンテナの設定 ] ===
    Webコンテナ機能で利用するポート番号を入力してください。
    HTTPSリスナーポート番号を入力してください。
    [ENTER:9104]
    =>
  11. インストールの確認画面が表示されます。表示されている設定内容でインストールを開始する場合は [y]を、インストールを中止する場合は [q]を、再設定する場合は、再設定する項目の番号を入力します。例えば、サーバ構成を再設定する場合は[1]を入力します。再度、サーバ構成の設定画面が表示されます。

    === [ インストール先の設定 ] ===
    インストール先のディレクトリ(変更不可): /opt/FJSVar
    === [ サーバ構成の設定 ] ===
    1.サーバ構成: Model A
    === [ Webサーバの設定 ] ===
    2.WebサーバのFQDNまたはIPアドレス: f
    === [ SSL暗号化通信の設定 ] ===
    3.SSL暗号化通信の有無: YES
    === [ Webコンテナの設定 ] ===
    4.HTTPリスナーポート番号: 9102
    5.HTTPSリスナーポート番号: 9104
    
    この設定でインストールしますか?再設定を行う場合は項目番号を入力してください。
    [y,q,number]
    =>
  12. インストールが開始します。

    インストール処理中です。
    
    Interstage AR Processing Server Standard Edition をインストールしています
        100% ##############################
    
    Interstage AR Processing Server Standard Edition のインストールが完了しました。

    注意

    不整合が発生する可能性があるため、インストール中の強制終了をしないでください。

1.1.3.2 インストール時のトラブル対処方法

1.1.3.2.1   ARインストール済み状態

インストールの開始画面で、[y]を入力すると、以下のエラーが表示され、インストールが終了します。

すでにInterstage AR Processing Serverがインストールされています。
1.1.3.2.2 未サポートOSにおけるインストール実行

Interstage AR Processing ServerがサポートしていないOSにおいて、インストールの開始画面で、[y]を入力すると、以下のエラーが表示され、インストール終了します。

未サポートOSです。
1.1.3.2.3 ディスク空き容量不足でのインストール実行

インストールの開始画面で、[y]を入力すると、以下のエラーが表示され、インストールが終了します。

ディスク容量の空きが不足しています。
1.1.3.2.4 インストール先のディレクトリチェック

インストール先が空ではない場合、以下のエラーが表示されます。/opt/FJSVar、/etc/opt/FJSVar、/var/opt/FJSVarのディレクトリを削除、または、ディレクトリ配下にあるディレクトリとファイルをすべて削除してください。削除する際は、必要に応じて資産を退避してください。

インストール先が存在しない、または、空ディレクトリではありません。
1.1.3.2.5 サーバ構成の選択

サーバ構成に1、2、3、4以外を指定すると、以下のエラーが表示され、再入力を求められます。

'モデルA'、'モデルB'、'モデルC'または'モデルD'を選択してください。

=== [ サーバ構成の設定 ] ===
サーバ構成を入力してください。
[1:Model A,2:Model B,3:Model C,4:Model D][ENTER:1]
=>
1.1.3.2.6 運用形態の選択

運用形態に1、2以外を指定すると、以下のエラーが表示され、再入力を求められます。

'YES'または'NO'を選択してください。

=== [ SSL暗号化通信の設定 ] ===
Model Aを選択した場合、Webコンテナの運用形態を選択します。
Model B/C/Dを選択した場合、Webサーバの運用形態を選択します。
SSL暗号化通信の有無を入力してください。
[1:YES,2:NO][ENTER:1]
=>
1.1.3.2.7 WebサーバのFQDNまたはIPアドレスに不当な値を指定

WebサーバのFQDNまたはIPアドレスに256文字を超える値、または、ホスト名・リテラルIPアドレスとして不当な値を指定すると、以下のエラーが表示され、再入力を求められます。

256文字以内のホスト名、またはIPアドレスを入力してください。

localhost、127.0.0.1または::1を指定すると、以下のエラーが表示され、再入力を求められます。

FQDN名にlocalhost、127.0.0.1または::1を使用しないでください。
1.1.3.2.8   Webコンテナのポート番号指定

運用管理用HTTPリスナーポート番号に1~65535の範囲外の値を指定すると、以下のエラーが表示され、再入力を求められます。

1から65535までの数値を入力してください。

HTTPSリスナーポート番号に1~65535の範囲外の値を指定すると、以下のエラーが表示され、再入力を求められます。

1から65535までの数値を入力してください。
1.1.3.2.9   ポート番号の重複

インストール実行時に入力したポート番号が重複していた場合、以下のエラーが表示され、インストール終了します。

入力されたポート番号が重複しています。