メッセージが出力される形式について説明します。
メッセージの出力される形式
イベントログおよびシスログに出力されるメッセージは、以下の形式で出力されます。
ラベル: | エラー種別: | メッセージ番号: | 《メッセージ本文》 |
ラベル: | エラー種別: | [メッセージ番号] | 《メッセージ本文》 |
標準出力またはポップアップメッセージとして出力されるメッセージは、以下のどれかの形式で出力されます。
ラベル: | メッセージ番号: | 《メッセージ本文》 | |
ラベル: | 《メッセージ本文》 | ||
エラー種別: | メッセージ番号: | 《メッセージ本文》 | |
エラー種別: | 《メッセージ本文》 | ||
メッセージ番号 | 《メッセージ本文》 | ||
《メッセージ本文》 |
ラベル、エラー種別、メッセージ番号の区切りは、コロン(“: ”) + 空白です。ただし、“drmsで始まるメッセージ”の場合は、メッセージ番号の区切りは“[ ]”になります。
メッセージが構成される要素、各要素が意味するもの
ラベル
メッセージを出力したプログラムを識別する情報です。
以下のWindows OSのイベントログに出力されるメッセージは、“AP:ソース名”の形式で設定されます。
Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE
Windows Server 2008 Foundation
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
Windows Vista
Windows 7
Windows 8
UNIXのシスログに出力されるメッセージは、“UX:ソース名”の形式で設定されます。
本書では、“AP:”または“UX:”の文字列を省略した形式で説明しています。
エラー種別
メッセージのエラーの状態を表示します。表示されるエラー種別には、以下があります。イベントログでは“種類”に相当します。
情報(INFO)
処理の終了状態の表示です。特に対処を実施する必要はありません。
警告(WARNING)
内部的に不具合が発生しています。メッセージに記載の「対処方法」を行ってください。
エラー(ERROR)
内部的に致命的な不具合が発生しています。メッセージに記載の「対処方法」を行ってください。
メッセージ番号
各メッセージに一意に付加されたメッセージの識別番号です。イベントログでは“イベントID”に相当します。
メッセージ番号をもとに、対応するメッセージの説明を本マニュアルから探してください。
メッセージ本文
システムの状態、またはシステムの異常を通知するメッセージの内容です。