アクション実行先ホストに、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008、またはWindows Server 2012 のコンピュータを指定している場合で、ポップアップアクションでポップアップを表示できないコンピュータが存在した場合の動作が以下のように変更されます。
ポップアップアクションがエラーで終了します。
ポップアップを表示できなかったコンピュータよりも後の宛先に定義したコンピュータにポップアップは表示されません。
ポップアップアクションが正常で終了します。
ポップアップを表示できなかったコンピュータよりも後の宛先に定義したコンピュータにポップアップが表示されます。
なお、本動作は、aosfaction.ini(ポップアップアクション動作設定ファイル)により変更することができます。ポップアップアクション動作設定ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Vista、Windows 7、Windows 8に複数のユーザがOSにログオンしている場合に、初めにログオンしたユーザ以外のユーザでSystemwalker Centric Managerのサービスを停止した場合のアクション実行動作が以下のように変更されます。
以下のアクション実行用のプロセスが停止しないため、Systemwalker Centric Managerのサービスを停止後に以下のアクションを実行するメッセージが発生した場合は、アクションが実行されます。
ポップアップ
音声通知
ショートメール
なお、停止コマンド(pcentricmgr)、起動コマンド(scentricmgr)の実行の有無に関わらず、自動運用支援のプロセス(f3crhxs2.exeまたはf3crhxs2_x64.exe)は、初めにログオンしたユーザの権限で起動し続けます。これにより、該当サーバをアクション実行先ホストとして使用している場合、アクション実行時にログオンしておく必要のあるユーザは、初めにログオンしたユーザです。
また、該当サーバをポップアップアクションの表示先に指定している場合は、停止コマンド、起動コマンドの実行の有無に関わらず、初めにログオンしたユーザにポップアップが表示されます。
以下のアクション実行用のプロセスが停止するため、Systemwalker Centric Managerのサービスを停止後に以下のアクションを実行するメッセージが発生しても、アクションは実行されません。
ポップアップ
音声通知
ショートメール
サービス/デーモンの起動コマンド(scentricmgrコマンド)でSystemwalker Centric Managerのサービスを起動すると、上記アクションが実行されるようになります。
なお、サービス/デーモンの停止コマンド(pcentricmgr)、および サービス/デーモンの起動コマンド(scentricmgr)を実行すると、自動運用支援のプロセス(f3crhxs2.exe、または f3crhxs2_x64.exe)は、起動コマンを実行したユーザの権限で起動されます。
該当マシンをアクション実行先ホストとして使用している場合、ログオンしておく必要のあるユーザは、起動コマンドを実行したユーザになります。
また、該当マシンをポップアップアクションの表示先に指定している場合は 起動コマンドを実行したユーザにポップアップが表示されます。
起動コマンドを実行したユーザがログオフする場合は、ログオフした後、ログオン中の別のユーザで起動コマンドを実行してください。
以下の操作を行った場合に実行される、Systemwalker Centric Managerの停止、起動においても同様です。以下の操作を行ったユーザの権限でアクションを実行するプロセスが起動します。
ログオンしておく必要のあるユーザ、およびポップアップの表示先は、[運用環境保守ウィザード]から以下の操作を実施したユーザになります。
運用環境の構築
運用環境の退避(退避オプションの[サービスを停止せずにデータの退避を行う]を選択していない場合)
運用環境の復元
データベース拡張
mprsc(リストアコマンド)で、資産の復元を行う
mppolcopy(ポリシー同期コマンド)で、ポリシー情報の復元を行う
Windows(32bit)版/Windows for Itanium版のSystemwakler Centric Managerから、Windows(64bit)版 Systemwalker Centric Managerへ移行する場合、アクション実行履歴ファイルは移行されません。
移行元環境のアクションの実行履歴が必要な場合は、移行作業を実施する前に、mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)の表示結果を任意のファイルに出力しておいてください。