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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

3.7.3 スマートデバイスのパスワード入力失敗時の動作を制御する

スクリーンロックのパスワード入力を規定回数間違えた場合に、強制ロック、ワイプを実行するようにあらかじめ設定することができます。

注意

Androidパスワード最低入力文字数について

Androidのパスワードには、最低入力文字数が設定されています。
パスワードの入力失敗は、最低入力文字数以上のパスワードを入力して失敗した場合に検知されます。
最低入力文字数は機種、OS、インストールされているアプリに依存します。

スクリーンロック解除時のパスワード入力について

本設定は、スクリーンロック解除時のパスワード入力を強制するものではありません。

スマートデバイスの強制ロックについて

一度スマートデバイスが強制ロックされると、強制ロック解除が成功するか、ワイプが実行されるまでは、パスワードを間違えるたびに強制ロックが実行されます。

Androidのパスワード入力の管理について

Android自身が一定回数のスクリーンロック解除に失敗すると、メッセージが表示されます。この場合、一定期間、パスワード入力ができなくなります。
Androidがメッセージを出力するタイミング、パスワード入力を禁止する期間は、機種に依存します。

事前の動作確認について

スマートデバイスによっては、ロック失敗を検知できないロック解除方法があるため、強制ロック、ワイプを実行できない場合があります。事前に動作確認を実施してください。

設定手順は、以下のとおりです。

  1. [管理コンソール]を起動します。

  2. [動作設定]メニューから[端末動作設定]を選択します。

    →[端末動作設定]画面が表示されます。

  3. 以下の情報を入力し、[設定]ボタンをクリックします。

    [端末動作設定(スマートデバイス)]-[スクリーンロック解除を規定回数失敗したの動作]

    スマートデバイスのスクリーンロックの解除を規定回数連続して失敗した場合、強制ロック、ワイプを行うかどうかを設定します。

    項目名

    説明

    [強制ロックする]

    スマートデバイスのスクリーンロックの解除を規定回数連続して失敗した際、スマートデバイスを強制ロックする場合にチェックします。
    回数は、4~10の値を入力できます。
    強制ロック機能はAndroidでだけ有効です。

    初期値はチェックされていません。

    [ワイプする]

    スマートデバイスのスクリーンロックの解除を規定回数連続して失敗した際、スマートデバイスをワイプする場合にチェックします。
    回数は、4~10の値を入力できます。
    なお、[強制ロックする]をチェックしている場合、[強制ロックする]の回数よりも大きな値を設定する必要があります。
    ワイプ機能はAndroidおよびiOSで有効です。

    初期値はチェックされていません。

    例:[強制ロックする]および[ワイプする]のチェックボックスをチェックし、回数をそれぞれ、5回、7回と設定した場合

    • スマートデバイスのスクリーンロックの解除を5回連続で失敗した場合、強制ロックが実行されます。

    • 強制ロック解除依頼後、スクリーンロックの解除に失敗した場合、再度強制ロックが実行されます。

    • 上記操作を繰り返した場合は、7回目のスクリーンロックの解除に失敗したときにワイプが実行されます。