本項では、デプロイメント制御コマンドの出力メッセージのメッセージについて説明します。
【メッセージの意味】
デプロイメント制御コマンドが正常に終了しました。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
【メッセージの意味】
管理者権限のユーザーで起動するコマンドですが、管理者権限を持たないユーザーによってコマンドが起動されたため、コマンドを実行できませんでした。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
【原因】
管理者権限のユーザーで起動していません。
【利用者の処置】
管理者権限のユーザーで起動してください。
【メッセージの意味】
指定されたオプションに誤りがあります。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
オプション名:指定したオプション
【原因】
指定したオプションの文字列に誤りがあります。
【利用者の処置】
正しいオプションを指定してください。
【メッセージの意味】
環境設定コマンドセットによって設定された定義情報を管理するファイルが、他のプロセスで利用中のためアクセスできない状態になっています。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
【原因】
ファイルが別のプロセスによって長い間ロックされおり、アクセスできない状態が続いています。そのため、定義の書き込み処理または読み込み処理ができません。
【利用者の処置】
ロックしているプロセスを確認して、不要であればプロセスを削除してください。必要であれば、処理が終わるのを待ち合わせてから再度実行してください。
【メッセージの意味】
指定された文字列のデプロイメント識別子はありません。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
デプロイメント識別子名:デプロイメントにアクセスするために必要な環境設定につけた識別子名
【原因】
指定された文字列がデプロイメント識別子として存在していません。
【利用者の処置】
事前に環境設定コマンドセットを使って定義してください。
【メッセージの意味】
ファイルにアクセスできませんでした。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
ファイル名:エラーとなったファイル名
【原因】
ファイルが存在しないか、権限がありません。
【利用者の処置】
<ファイル名>で出力されたファイルを確認してください。
【メッセージの意味】
BLOBにアップロードできるサービスパッケージファイルは600Mバイトまでですが、600Mバイトを超えたファイルが指定されました。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
サービスパッケージファイル名:エラーとなったサービスパッケージファイル名
【原因】
BLOBに600Mバイトを超えたファイルをアップロードしようとしています。
【利用者の処置】
サービスパッケージファイルが600Mバイト以下になるように再作成してください。
【メッセージの意味】
管理証明書が存在しません。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
管理証明書の拇印:管理証明書の拇印
【原因】
環境設定コマンドで設定した拇印と一致する拇印の証明書をスケジュールサーバから見つけられませんでした。
【利用者の処置】
環境設定コマンドで設定した拇印と同じ拇印を持つ証明書をスケジュールサーバに準備してください。
【メッセージの意味】
サービスパッケージファイルを一時的に格納するBLOBの作成に失敗しました。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
BLOB URL:サービスパッケージファイルを一時的に格納するBLOBのURL
APIから受け取ったエラー:APIから受け取ったエラー
【原因】
すでにBLOBが存在しているか、Windows Azureストレージサービスにアクセスできませんでした。
【利用者の処置】
Windows Azureストレージサービスの設定を確認し、該当のデプロイメント識別子に正しく反映されているかを、環境設定コマンドの表示用オペランド(show)で確認してください。
【メッセージの意味】
デプロイメントを作成するために一時的に格納するBLOBへ、サービスパッケージファイルを格納できませんでした。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
BLOB URL:サービスパッケージファイルを一時的に格納するBLOBのURL
APIから受け取ったエラー:APIから受け取ったエラー
【原因】
BLOBが削除されているか、無効になっています。
【利用者の処置】
Windows Azureストレージサービスの状態を確認してください。
【メッセージの意味】
サービスパッケージファイルを一時的に格納するBLOBから、サービスパッケージファイルが削除できません。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
BLOB URL:サービスパッケージファイルを一時的に格納するBLOBのURL
APIから受け取ったエラー:APIから受け取ったエラー
【原因】
以下のいずれかが考えられます。
BLOBが削除されている
BLOBが無効になっている
Windows Azureストレージサービスにアクセスできない
【利用者の処置】
BLOBの削除を行うため、Windows Azure連携クリーンアップコマンド(jmcloudazcleanup.exe)を実行してください。
【メッセージの意味】
サービスパッケージファイルからデプロイメントを作成できませんでした。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
HTTPステータスコードとBody(xml):HTTP応答時のStatusCodeとBody(xml)
APIから受け取ったエラー:APIから受け取ったエラー
【原因】
Windows Azure環境の設定や状態で問題が発生しているか、サービスパッケージファイルまたはサービス構成ファイルの内容に問題があります。
【利用者の処置】
証明書が登録されていないなどWindows Azure環境の設定および状態、またはサービスパッケージファイル、サービス構成ファイルの内容に問題がないかを確認してください。詳細なエラー情報が「APIから受け取ったエラー」に出力されていますので、この情報を参考にして確認してください。
また、BLOBの削除を行うため、Windows Azure連携クリーンアップコマンド(jmcloudazcleanup.exe)を実行してください。
【メッセージの意味】
コマンドを起動したサーバ、またはWindows Azureで、予期せぬ問題が発生しました。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
例外メッセージ:出力された例外メッセージ
【原因】
コマンドを起動したサーバ、またはWindows Azureで、システム上の問題が発生しています。
【利用者の処置】
出力された例外メッセージにしたがって原因を取り除いてください。
また、BLOBに一時ファイルが残っている場合が考えられます。BLOBの削除を行うため、Windows Azure連携クリーンアップコマンド(jmcloudazcleanup.exe)を実行してください。
【メッセージの意味】
すでにデプロイメントが存在しているため、サービスパッケージファイルからデプロイメントを作成できませんでした。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
デプロイメント識別子名:デプロイメントにアクセスするために必要な環境設定につけた識別子名
【原因】
すでにデプロイメントが存在しています。
【利用者の処置】
デプロイメントを削除するか、別のクラウドサービスにデプロイメントを作成してください。
【メッセージの意味】
デプロイメントが存在していないため、デプロイメントを削除できませんでした。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
デプロイメント識別子名:デプロイメントにアクセスするために必要な環境設定につけた識別子名
【原因】
デプロイメントが存在していません。
【利用者の処置】
デプロイメント名を確認してください。
【メッセージの意味】
オペランドに過不足があります。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
【原因】
オペランドが足りないか、余分なオペランドが指定されています。
【利用者の処置】
形式を確認し、正しいオペランドを指定してください。
【メッセージの意味】
デプロイメントの作成が完了したあと、デプロイメントのすべてのロールインスタンスが"Ready"状態に遷移することを確認する前に、タイムアウトが発生しました。
【パラメタの意味】
コマンド名:コマンド名
【原因】
以下の原因が考えられます。
Windows Azure環境において、デプロイメントのロールインスタンスの起動処理に時間を要しており、デプロイメント起動待ち合わせ秒数で指定した時間の到来前に起動処理が完了しませんでした。
サービスパッケージファイル(*.cspkg)の内容に誤りがあります。
デプロイメント制御コマンド(jmcloudazdep.exe)の処理中に、管理ポータルサイトから対象デプロイメントのロールインスタンスに対して、停止操作が実施されました。
【利用者の処置】
原因別の処置を以下に説明します。
管理ポータルサイトから対象デプロイメントのロールインスタンスの状態を確認してください。
正常にロールインスタンスが起動されているため、処置は不要です。ただし、次回のデプロイメント処理実行時に備えて、デプロイメント起動待ち合わせ秒数の値を大きな値に修正してください。
原因2.に示す原因に該当するため、下記2.の処置を実施してください。
サービスパッケージファイル(*.cspkg)の内容を正しく修正してください。
対象のデプロイメントを削除したあと、再度デプロイメント制御コマンド(jmcloudazdep.exe)でデプロイメントの作成を行ってください。
デプロイメント制御コマンド(jmcloudazdep.exe)処理中に、管理ポータルサイトから対象デプロイメントに対する操作を実施しないようにしてください。