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Systemwalker Operation Manager  Windows Azure 連携ガイド
FUJITSU Software

7.3.1 jmcloudazjob  クラウドジョブ実行依頼コマンド

記述形式

jmcloudazjob -r ロール識別子 [-pst 完了問い合わせ開始時間] [-int 完了問い合わせ間隔] [-hbi ハートビート間隔] [-tot ハートビートタイムアウト回数] -cmd コマンドライン

機能説明

Windows Azureストレージサービスのキューを介してWindows Azure上のクラウドジョブ実行エージェントと通信し、引数として指定されたコマンドラインを実行することにより、クラウドジョブを実行します。

また、クラウドジョブの実行結果(標準出力および標準エラー出力)をWindows AzureストレージサービスのBLOBから取得し、クラウドジョブ実行依頼コマンドの標準出力に含めて出力します。また、クラウドジョブの終了コードをクラウドジョブ実行依頼コマンドの終了コードとして返します。

オプション

-r ロール識別子

事前にクラウドジョブ実行環境設定コマンドで設定したロール識別子を指定します。

クラウドジョブを実行するロールのロール識別子を指定します。

-pst 完了問い合わせ開始時間

クラウドジョブの実行状態をWindows Azureストレージサービス上の完了キューへ問い合わせる際に、完了キューが作成されてから問い合わせを開始するまでの時間を、秒単位で指定します。10~604800の範囲の値を指定します。省略値は360です。

このオプションは、-cmdオプションより前に指定してください。-cmdオプションの後に指定するとクラウドジョブの一部として実行されます。

-int 完了問い合わせ間隔

Windows Azureストレージサービス上の完了キューへ問い合わせる間隔を、秒単位で指定します。10~604800の範囲の値を指定します。省略値は60です。

このオプションは、-cmdオプションより前に指定してください。-cmdオプションの後に指定するとクラウドジョブの一部として実行されます。

-hbi ハートビート間隔

クラウドジョブ実行依頼コマンドは、ハートビート間隔ごとに、クラウドジョブ実行エージェントに“KEEP ALIVE”メッセージを送ります。クラウドジョブ実行エージェントは、この間隔ごとにメッセージを確認して、クラウドジョブ実行依頼コマンドが起動中であることを確認します。

“ハートビート間隔”は、10~43200の範囲の値を、秒単位で指定します。省略値は30です。

このオプションは、-cmdオプションより前に指定してください。-cmdオプションの後に指定するとクラウドジョブの一部として実行されます。

-tot ハートビートタイムアウト回数

“ハートビート間隔”で指定した時間間隔による“KEEP ALIVE”メッセージの確認が“ハートビートタイムアウト回数”だけ失敗すると、クラウドジョブ実行エージェントは、クラウドジョブ実行依頼コマンドが何らかの原因で実行中止となったと判断して起動中のクラウドジョブを強制終了させます。

“ハートビートタイムアウト回数”は、2~8640の範囲の値を、回数を単位に指定します。省略値は3です。

このオプションは、-cmdオプションより前に指定してください。-cmdオプションの後に指定するとクラウドジョブの一部として実行されます。

-cmd コマンドライン

クラウドジョブを起動させるためのコマンドラインを指定します。コマンドラインに空白文字を含む場合、コマンドラインを半角のダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

このオプションは、各オプションの最後に指定してください。

復帰値

復帰値

意味

0

正常終了

0以外

注意事項に詳細を記載します。

コマンド格納場所

Windows

[Windows Azure 連携機能インストールディレクトリ]\mpjmcloud\bin

実行に必要な権限

システム管理者(Administratorsグループに属するユーザー)の権限が必要です。

注意事項

使用例

ロール“Role123”(ロール識別子も“Role123”)の作成時に、ロールプロジェクト直下のbinフォルダにuserjob.exeを格納した場合は、以下のように指定します。

jmcloudazjob -r Role123 -pst 10 -int 20 -cmd "\bin\userjob.exe -x -y -z"

実行結果/出力形式

正常終了 : なし

異常終了 : エラー内容は標準出力に出力されます。