ジョブの操作は、[ジョブネットの監視]ウィンドウを使って行います。
実行可能な操作
クラウドジョブを定義したジョブに対して実行可能な操作の種類は、Systemwalker Operation Managerの他のジョブと同じです。操作の種類を以下に示します。操作によるクラウドジョブ固有の動作がある部分は、その内容について説明しています。
強制終了
実行中、実行遅延のジョブを強制的に終了します。
デプロイメント制御コマンドまたはクラウドジョブ実行依頼コマンドといったオンプレミス側のジョブは強制終了されて、監視画面上は強制終了状態になります。
Windows Azure上に依頼されたジョブの動作について、以下に説明します。
デプロイメントの作成/削除または設定変更が成功するかどうかは通信の状態と強制終了のタイミングによって異なります。管理ポータルサイトにサインインして、結果を確認してください。
クラウドジョブの強制終了が成功するかどうかは通信の状態と強制終了のタイミングによって異なります。
すでにWindows Azure上のクラウドジョブが完了している場合、強制終了を依頼しても処理を取り消すことはできません。
一方、クラウドジョブが実行中だった場合は、クラウドジョブ実行依頼コマンドが強制終了されたことで、ハートビートキューによる稼働確認ができなくなるため、クラウドジョブ実行エージェントは起動中のジョブを強制終了します。強制終了が実行されるまでの時間は、クラウドジョブ実行依頼コマンドの-hbiおよび、-totオプションの値により決まります。強制終了は、最大で[-hbiで指定した秒]×[-totで指定した回数](秒)だけ遅延します。
注意
Windows Azure上に残ったリソースの削除について
デプロイメント制御コマンドによりデプロイメントを作成する場合、サービスパッケージファイルを一時的にBLOBに格納します。このとき、デプロイメント制御コマンドのジョブを強制終了すると、タイミングによって、本BLOBがWindows Azureストレージサービスに残ってしまう場合があります。
また、クラウドジョブ実行依頼コマンドの場合、強制終了したタイミングによっては、完了キュー、ハートビートキューおよび実行結果格納先のBLOBが残ってしまう場合があります。
これらを削除するには、Windows Azure連携クリーンアップコマンド(jmcloudazcleanup)を利用してください。Windows Azure連携クリーンアップコマンドの詳細については、“第7章 リファレンス”の“7.3.2 jmcloudazcleanup Windows Azure連携クリーンアップコマンド”を参照してください。
再起動
異常終了または強制終了したジョブを再起動します。
停止
実行待ちのジョブや終了したジョブを停止状態にします。
停止解除
停止中のジョブを停止解除します。
無効
実行待ち/停止中/終了したジョブを無効状態にします。
無効解除
無効状態のジョブを無効解除します。
Systemwalker Operation Managerにおけるジョブ/ジョブネットの操作についての詳細は、“Systemwalker Operation Manager 使用手引書”の“スケジュールジョブを操作する”および“ジョブネットを操作する”を参照してください。