ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Express 15.3/ AdvancedCopy Manager 15.3 運用ガイド Copy Control Module編
ETERNUS

6.5 ODX(Offloaded Data Transfer)との併用

Offloaded Data Transfer(以降、ODXと略します)機能をサポートしたETERNUS ディスクアレイを利用する場合、Windows Server 2012のオフロードデータ転送機能により、ファイルのコピーまたは移動時にETERNUS ディスクアレイ内でODXセッションが起動します。しかし、ODXセッションが動作中のボリュームをコピー先として、AdvancedCopy Managerによるアドバンスト・コピーを実行できません。そのため、オフロードデータ転送によるファイルのコピーまたは移動中の領域を含むボリュームをコピー先として、acopc start (OPCまたはQuickOPCのコピー開始コマンド)またはacec start (同期型高速コピーの開コマンド)を実行すると、エラーメッセージを表示して、コマンドが異常終了する場合があります。

コマンドが異常終了した場合は、Webコンソールまたはaccopy query (コピーセッション情報表示マンド)で、コピー先ボリュームにODXセッションが存在しないことを確認してから、再実行してください。

エラーが解消されない場合は、コピーの対象となるボリュームを見直すか、以下のどちらかの方法で一時的にODXセッションが動作しないよう対処を実施してから、再実行してください。

図6.1 ODXとの併用

注:ファームウェア版数がV10L50より前の以下のETERNUS ディスクアレイでは、ODXセッションが実行中のボリュームに対して、AdvancedCopy Managerによるアドバンスト・コピーを実行できません。