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ETERNUS SF Express 15.3/ AdvancedCopy Manager 15.3 運用ガイド Copy Control Module編
ETERNUS

4.9.1 accopy query (コピーセッション情報表示コマンド)

名前

accopy query - コピーセッションの情報表示


形式

[装置単位でコピーセッション情報を表示する場合]
accopy query -a diskArrayName -type { local | remote | odx | all } [-xml]
[RECセッション情報を表示する場合]
accopy query -a diskArrayName -sa srcDiskArrayName -ta dstDiskArrayName [-xml]

機能説明

指定したETERNUS ディスクアレイで実施中のコピーセッションの状況を表示します。


オプション

-a diskArrayName

コピーセッションの実行状況を表示させるETERNUS名を指定します。

-type { local | remote | odx | all }

コピーセッションの種別を指定します。

  • local: OPC、QuickOPC、EC、SnapOPC、SnapOPC+、更新量見積りセッション、Extended Copyだけを表示します。

  • remote: RECセッションだけを表示します。

  • odx: ODXを表示します。

  • all: すべてのコピーセッションを表示します。

-sa srcDiskArrayName -ta dstDiskArrayName

-saオプションで指定された装置から、-taオプションで指定された装置に向けて、設定されている全RECセッションの情報を表示することを指定します。
srcDiskArrayNamedstDiskArrayName のどちらか一方は、-aオプションに指定したETERNUS名と一致している必要があります。
AdvancedCopy Manager CCMまたはExpressの管理外の装置を指定する場合は、AdvancedCopy Manager CCMまたはExpressのETERNUS名の代わりに、Box ID(40文字)を指定してください。

-xml

XML形式で表示します。


終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了


使用例

表示内容は、以下のとおりです。

タイトル

説明

Source

コピー元の論理ボリュームを表示します。

  • 論理ボリューム単位でコピーを実施している場合

    • ETERNUS名またはBox ID

    • 論理ボリューム番号

  • エクステント単位でコピーを実施している場合

    • ETERNUS名またはBox ID

    • 論理ボリューム番号[addr=コピー開始位置、size=コピーサイズ]

論理ボリューム番号、コピー開始位置、コピーサイズは16進数で表示します。

<=>

コピーの方向を表します。

常に"==>"(SourceからTargetへコピー)を表示します。

Target

コピー先の論理ボリュームを表示します。

  • 論理ボリューム単位でコピーを実施している場合

    • ETERNUS名またはBox ID

    • 論理ボリューム番号

  • エクステント単位でコピーを実施している場合

    • ETERNUS名またはBox ID

    • 論理ボリューム番号[addr=コピー開始位置]

論理ボリューム番号、コピー開始位置は16進数で表示します。

Copy Typeが"Estimate"の場合は、"----"を表示します。

SID(RSID)

セッションID、RECセッションIDを、"x(y)"の形式で表示します。

  • OPC、QuickOPC、EC、SnapOPC、SnapOPC+、Extended Copy、Offloaded Data Transferの場合

    • x: セッションID

    • y: ----

  • RECの場合

    • x: セッションID(-aオプションで指定した装置でのセッションID)

    • y: RECセッションID(-aオプションで指定した装置のコピー先装置でのセッションID)

Copy Type

コピータイプを表示します。

  • OPC: OPCの実行中です。

  • QuickOPC: QuickOPCの実行中です。

  • SnapOPCP: SnapOPC+またはSnapOPCの実行中です。

  • EC: ECの実行中です。

  • REC: RECの実行中です。

  • Estimate: 更新量測定用セッションの実行中です。

  • Xcopy: Extended Copyの実行中です。

  • ODX: Offloaded Data Transferの実行中です。

Copy Status

コピーの実行状態を表示します。

  • Starting: コピーを開始しています。

  • Executing: コピーを実行しています。

  • Suspend: ECまたはRECがサスペンド状態になっています。

  • Error Suspend: コピー継続不可能なエラーが発生しました。

  • Hardware Suspend: 筐体間の経路異常により一時停止しました。(RECの場合)

  • Hardware Suspend(Use REC DISK): 筐体間の経路異常によりREC Diskバッファーを使用しています。(RECの場合)

  • Hardware Suspend(Use REC BUFFER): 筐体間の経路異常によりRECバッファーをしています。(RECの場合)

"EC Hardware suspend(Use REC DISK)"および"EC Hardware suspend(Use REC BUFFER)"は、以下の場合に出力されます。

Copy Phase

現在のフェーズを表示します。

  • Readying: コンカレントOPCの定義済み状態です。

  • Copying: コピー処理を実行しています。

  • Paired: 等価性維持状態です。

  • Tracking: QuickOPCのコピー処理が完了し、Tracking状態になっています。

  • Copying/Tracking: QuickOPCのコピー処理中かつTracking状態です。

  • N/A: コピーが実施されていません。

Progress

進行率をパーセントで表示します。以下の場合は"N/A"を表示します。

  • Copy Typeが、SnapOPCPまたはEstimateの場合

  • 以下のETERNUS ディスクアレイにおいて、論理ボリューム単位でコピーを実施している場合

    • ETERNUS DX80/DX80 S2 (ファームウェア版数がV10L30より前の場合)

    • ETERNUS DX90/DX90 S2 (ファームウェア版数がV10L30より前の場合)

    • ETERNUS DX400/DX400 S2 series (ファームウェア版数がV10L30より前の場合)

    • ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series (ファームウェア版数がV10L30より前の場合)

    • ETERNUS2000

    • ETERNUS4000

    • ETERNUS8000

Copied Block

コピー済みブロック数を表示します。
[Copy Phase]欄が"Tracking"状態になっている場合は、前回の論理コピー実行後から更新されていないブロック数を表示します。

Total Block

全ブロック数を表示します。
論理ボリューム単位でコピーを実施している場合、"N/A"を表示します。

Operation Date

コピーセッションが存在する場合、以下に示す、ECセッションの状態遷移が最後に発生した日時(最終実行日時)を「yyyy/mm/dd hh:mm:ss」形式で表示します。
日時は、対象装置のタイムゾーンに基づいて表示されます。

  • OPC、QuickOPC、Extended Copy、Offloaded Data Transferの場合

    • 論理コピー開始

    • エラーサスペンド([Copy Status]欄が"Error Suspend")への状態遷移

  • SnapOPC+、SnapOPCの場合

    • 論理コピー開始

    • エラーサスペンド([Copy Status]欄が"Error Suspend")への状態遷移

  • ECの場合

    • サスペンド

    • コンカレントサスペンド

    • エラーサスペンド([Copy Status]欄が"Error Suspend")への状態遷移

  • RECの場合

    • 初期コピースキップ機能によるREC開始

    • サスペンド

      • ハードサスペンド状態のRECセッションに対して強制サスペンドを行った場合、最終実行日時は"----/--/-- --:--:--"に初期化されます。

      • コピー実行中のRECセッションに対して強制サスペンドを行った場合、最終実行日時は更新されません。

    • コンカレントサスペンド
      未転送サスペンド時は、最終実行日時が更新されません。

    • エラーサスペンド([Copy Status]欄が"Error Suspend")への状態遷移

    • ハードサスペンド([Copy Status]欄が"Hardware Suspend")への状態遷移

以下のどれかの条件に該当する場合は、"----/--/-- --:--:--"が表示されます。

  • コピーセッションが存在しない状態からEC/RECの初期コピーを開始した場合

  • ハードサスペンド状態([Copy Status]欄が"Hardware Suspend")からRECセッションが自動復旧した場合

  • 最終実行日時の記録機能をサポートしていない装置(ETERNUS DX60/DX60 S2/DX80/DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS DX8000 series、ETERNUS2000、ETERNUS4000、ETERNUS8000)の場合


注意事項