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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

付録C Symfoware/RDB資源のディスク配置

Symfoware/RDB資源のディスク配置の考え方について説明します。

ここで使用しているディスク関連の用語については、使用するディスク装置およびディスク管理製品に応じて以下の用語に置き換えて読んでください。

ディスク装置に配置するSymfoware/RDBの資源には、以下のものがあります。

注意


PRIMECLUSTER GDSを使用している場合、PRIMECLUSTER GDSのディスククラスがルートクラスに対して、Symfoware/RDBの以下の資源を配置することはできません。ローカルクラスまたは共用クラスに配置してください。

上記資源の配置についての基本的な考え方は、以下のとおりです。

上記から、理想の配置は以下のようになります。

物理ディスク1:

RDBディクショナリ

物理ディスク2:

RDBディレクトリファイル

物理ディスク3:

ログ管理ファイル、ログインデックス域、BIログ域

物理ディスク4:

AIログ域

物理ディスク5:

アーカイブログファイル、退避データ(注)

物理ディスク6:

データベーススペース

しかし、上記配置を実現するには物理ディスクの絶対数が6以上必要です。また、物理ディスクの容量を有効に使用することができませんので、以下の配置をベースに検討することをお勧めします。

物理ディスク1:

RDBディクショナリ、RDBディレクトリファイル、ログ管理ファイル、ログインデックス域、BIログ域、AIログ域

物理ディスク2:

アーカイブログファイル、退避データ(注)

物理ディスク3:

データベーススペース

注意

フェイルオーバ運用の場合は、共用ディスク(ディスクアレイ装置の論理ユニット)の作成時に対処が必要です。

上記運用では、アーカイブログファイルは、同時アクセス用共用ディスク上のローデバイスに配置します。これに対し退避データは、切替えディスク上のファイルシステムに配置します。ところが、ディスクアレイ装置の同一論理ユニット上に、同時アクセス用共用ディスクと切替えディスクが混在できません。このため、1つのランクを、2つの論理ユニットに分割して定義し、一方を同時アクセス用共用ディスク、もう一方を切替えディスクとする必要があります。


PRIMECLUSTER GDSの場合は、同時アクセス用共用ディスクと切替えディスクで、ディスククラスを分ける必要があります。