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Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)
FUJITSU Software

9.7 RDBシステムの削除

RDBシステムの削除は、ユーザログテーブルとrdbsetupコマンドで作成した資源を削除する必要があります。

資源の削除の手順

RDBシステムの資源の削除の流れは、以下のとおりです。



ユーザログテーブルの削除については、“7.2 ユーザログテーブルの削除”を参照してください。

ここでは、rdbsetupコマンドで作成した資源を削除する方法について、説明します。


rdbsetupコマンドを実行した後に、運用環境の変更で資源をファイルに作成した場合は、rmコマンドを使用して削除してください。資源をローデバイスに作成した場合は、削除は不要です。


rdbsetupコマンドを実行した後に、運用環境の変更で資源をファイルに作成した場合は、資源を削除してください。資源をローデバイスに作成した場合は、削除は不要です。

参照

rdbsetupコマンドで作成する資源については、“3.2.2.2 rdbsetupコマンドが作成する資源”を参照してください。

資源の削除方法

rdbsetupコマンドで作成した資源は、以下の手順で削除してください。

  1. セットアップ情報ファイル (/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.ini)内の以下のパラメタで指定されたパスを確認してください。

    • DICTIONARY_PATH

    • TEMPORARY_LOG_PATH

    • ARCHIVE_LOG_PATH (2つ以上指定)

  2. RDB構成パラメタファイル(/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.cfg)内の以下の定義種別で指定されたパスを確認してください。

    • RDBDIRSPACE1 (注1)

    • RDBDIRSPACE2 (注1)

    • RDBREPORT

    • RDBSQLENV

    • RDBSYSBUF

  3. 1.で確認した各資源のパスがディレクトリの場合、rmコマンドを使用して、ディレクトリ配下のファイルを削除してください。資源のパスがローデバイスの場合、削除は不要です。

    • ログ管理ファイル(パラメタ TEMPORARY_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdblogmanage)

    • テンポラリログファイル(パラメタ TEMPORARY_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbtlogfile)

    • RDBディクショナリファイル(パラメタ DICTIONARY_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbdictionary)

    • アーカイブログファイル(パラメタ ARCHIVE_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbalogfile<通番>、通番は01~99) (注2)

    rmコマンドを使用して、各資源を削除します。

    rm /ULOG_ENV1/rdblogmanage
    rm /ULOG_ENV1/rdbtlogfile
    rm /ULOG_ENV1/rdbdictionary
    rm /ULOG_ENV2/rdbalogfile<通番>  (注2)
  4. 2.で確認した資源を、rmコマンドを使用して削除してください。

    • RDB構成パラメタファイル

    • システム用の動作環境ファイル

    • デフォルトの共用バッファ定義ファイルの格納先ディレクトリ

    • RDBディレクトリファイルの格納先ディレクトリ

    • メッセージログファイルの格納先ディレクトリ

    • RDBディレクトリファイルおよびメッセージログファイルの格納先ディレクトリ

    rmコマンドを使用して、各資源を削除します。

    rm /opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.cfg
    rm /opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.env
    rm -fr /opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名         (注3)
    rm -fr /var/opt/FSUNrdb2b/RDBシステム名/rdbdir  (注4)
    rm -fr /var/opt/FSUNrdb2b/RDBシステム名/report  (注5)
    rm -fr /var/opt/FSUNrdb2b/RDBシステム名         (注6)

  1. セットアップ情報ファイル (/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.ini)内の以下のパラメタで指定されたパスを確認してください。

    • DICTIONARY_PATH

    • TEMPORARY_LOG_PATH

    • ARCHIVE_LOG_PATH (2つ以上指定)

  2. RDB構成パラメタファイル(/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.cfg)内の以下の定義種別で指定されたパスを確認してください。

    • RDBDIRSPACE1 (注1)

    • RDBDIRSPACE2 (注1)

    • RDBREPORT

    • RDBSQLENV

    • RDBSYSBUF

  3. 1.で確認した各資源のパスがディレクトリの場合、rmコマンドを使用して、ディレクトリ配下のファイルを削除してください。資源のパスがローデバイスの場合、削除は不要です。

    • ログ管理ファイル(パラメタ TEMPORARY_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdblogmanage)

    • テンポラリログファイル(パラメタ TEMPORARY_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbtlogfile)

    • RDBディクショナリファイル(パラメタ DICTIONARY_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbdictionary)

    • アーカイブログファイル(パラメタ ARCHIVE_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbalogfile<通番>、通番は01~99) (注2)

      rmコマンドを使用して、各資源を削除します。

      rm /ULOG_ENV1/rdblogmanage
      rm /ULOG_ENV1/rdbtlogfile
      rm /ULOG_ENV1/rdbdictionary
      rm /ULOG_ENV2/rdbalogfile<通番>  (注2)
  4. 2.で確認した資源を、rmコマンドを使用して削除してください。

    • RDB構成パラメタファイル

    • システム用の動作環境ファイル

    • デフォルトの共用バッファ定義ファイルの格納先ディレクトリ

    • RDBディレクトリファイルの格納先ディレクトリ

    • メッセージログファイルの格納先ディレクトリ

    • RDBディレクトリファイルおよびメッセージログファイルの格納先ディレクトリ

      rmコマンドを使用して、各資源を削除します。

      rm /opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.cfg
      rm /opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.env
      rm -fr /opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名         (注3)
      rm -fr /var/opt/FJSVrdb2b/RDBシステム名/rdbdir  (注4)
      rm -fr /var/opt/FJSVrdb2b/RDBシステム名/report  (注5)
      rm -fr /var/opt/FJSVrdb2b/RDBシステム名 (注6)

注1) ローデバイスにRDBディレクトリを作成した場合は、この定義種別はありません。
注2) パラメタ ARCHIVE_LOG_PATH は、2つ以上指定されているため、パラメタで指定した数分、ファイルの削除を繰り返してください。
注3) ディレクトリ配下に、rdbbuf以外に必要なファイルがないことを確認してから削除してください。
注4) ディレクトリ配下に、DIR_FILE1またはDIR_FILE2以外に必要なファイルがないことを確認してから削除してください。
注5) ディレクトリ配下に、RDBシステム名.logまたはRDBシステム名.old以外に必要なファイルがないことを確認してから削除してください。
注6) ディレクトリ配下に、必要なファイルがないことを確認してから削除してください。

  1. セットアップ情報ファイル (C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.ini)内の以下のパラメタで指定されたパスを確認してください。

    • DICTIONARY_PATH

    • TEMPORARY_LOG_PATH

    • ARCHIVE_LOG_PATH (2つ以上指定)

  2. RDB構成パラメタファイル(C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.cfg)内の以下の定義種別で指定されたパスを確認してください。

    • RDBDIRSPACE1 (注1)

    • RDBDIRSPACE2 (注1)

    • RDBSQLENV

    • RDBSYSBUF

  3. 1.で確認した各資源のパスがディレクトリの場合、delコマンドを使用して、ディレクトリ配下のファイルを削除してください。資源のパスがローデバイスの場合、削除は不要です。

    • ログ管理ファイル(パラメタ TEMPORARY_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdblogmanage)

    • テンポラリログファイル(パラメタ TEMPORARY_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbtlogfile)

    • RDBディクショナリファイル(パラメタ DICTIONARY_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbdictionary)

    • アーカイブログファイル(パラメタ ARCHIVE_LOG_PATHに指定されたディレクトリ配下のファイル rdbalogfile<通番>、通番は01~99) (注2)

    delコマンドを使用して、各資源を削除します。

    del D:\RDB\TEMPORARYLOG\rdblogmanage
    del D:\RDB\TEMPORARYLOG\rdbtlogfile
    del D:\RDB\DICTIONARY\rdbdictionary
    del E:\RDB\ARCHIVELOG01\rdbalogfile<通番>  (注2)
  4. 2.で確認した資源を、delコマンド、およびrmdirコマンドを使用して削除してください。

    • RDB構成パラメタファイル

    • システム用の動作環境ファイル

    • デフォルトの共用バッファ定義ファイルの格納先ディレクトリ

    • RDBディレクトリファイルの格納先ディレクトリ

    • RDBディレクトリファイルおよびメッセージログファイルの格納先ディレクトリ

    delコマンド、およびrmdirコマンドを使用して、各資源を削除します。

    del C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.cfg
    del C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名.env
    rmdir /S /Q C:\SFWETC\RDB\ETC\RDBシステム名          (注3)
    rmdir /S /Q C:\RDB\DIRECTORY                         (注4)
  5. rdbsetupコマンドで、Symfoware/RDBのサービスを削除してください。

    rdbsetupコマンドを使用して、Symfoware/RDBのサービスを削除します。

    rdbsetup -d service

    注1) ローデバイスにRDBディレクトリを作成した場合は、この定義種別はありません。

    注2) パラメタ ARCHIVE_LOG_PATH は、2つ以上指定されているため、パラメタで指定した数分、ファイルの削除を繰り返してください。

    注3) ディレクトリ配下に、rdbbuf以外に必要なファイルがないことを確認してから削除してください。

    注4) ディレクトリ配下に、DIR_FILE1またはDIR_FILE2以外に必要なファイルがないことを確認してから削除してください。