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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.0 説明書
FUJITSU Storage

20.3.1 シングル構成(オンライン運用)

以下に、環境設定ファイルのテンプレートが格納されています。
環境設定ファイルを作成する際には、必要なテンプレートファイルをコピーして利用してください。

[オンライン運用/シングル構成/RMANバックアップの場合]

installdir\sample\online\single\rman

installdir : 本製品のインストールフォルダー

[オンライン運用/シングル構成/ACMバックアップの場合]

installdir\sample\online\single\acm

installdir : 本製品のインストールフォルダー


ファイルシステム上に作成したシングル構成のデータベースで、RMANによるオンライン運用を行う場合の環境設定ファイル作成例を以下に示します。

基本情報ファイル(rmfo_system.ini)

≪基本情報ファイルの条件≫

  • 運用種別:オンライン

  • 環境設定名:conf1

  • データベース運用形態:シングル

  • データベースファイル種別:ファイルシステム

  • データベースバックアップ方法:RMAN

OPE_TYPE=1
CONF_NAME=conf1
DB_TYPE=1
DBF_TYPE=1
BK_TYPE=1

Oracle定義ファイル (rmfo_database.ini)

≪Oracle定義ファイルの条件≫

  • データベース名:dbname1

  • Oracle Version:11.2.0

  • Oracle Edition:Standard Edition

  • ORACLE_HOME:C:\app\Administrator\product\11.2.0\dbhome_1

  • Gridホーム:不要

ORA_DB_NAME=dbname1
ORA_VL=1
ORA_E=1
ORA_HOME=C:\app\Administrator\product\11.2.0\dbhome_1
ORA_GRID_HOME=

注意

パラメーター値を記載しない場合も、“パラメーター名=”まで記載してください。


アーカイブログ出力先定義ファイル (rmfo_arch.ini)

「データベース運用形態」が「シングル」の場合、設定は不要です。


RMfO管理領域定義ファイル (rmfo_setup.ini)

≪RMfO管理領域定義ファイルの条件≫

  • フォルダー名:G:\rmfo\online

0||G:\rmfo\online

注意

設定値を区切る「|」は省略できません。


バックアップ基本情報ファイル (rmfo_bkcom.ini)

≪バックアップ基本情報ファイルの条件≫

  • バックアップ管理世代数:1世代

  • 不要バックアップ削除タイミング:後削除

  • アーカイブログ自動削除:手動

  • 実行ログ保存期間:31日

  • トレースレベル:標準

BK_GEN=1
BK_DEL=2
ARC_DEL=2
LOG_GEN=31
TRC_LVL=1

ノードリストファイル (rmfo_node.ini)

≪ノードリストファイルの条件≫

  • ホスト名:dbsvr1

  • ORACLE_SID:orasid1

  • ASMインスタンス名:不要

dbsvr1|orasid1|

注意

設定値を区切る「|」は省略できません。


データファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkdbf.ini)

≪データファイルバックアップ定義ファイルの条件≫

  • バックアップ管理世代数:1世代

  • フォルダー名:H:\rmfo\bkdbf

1|0||H:\rmfo\bkdbf

注意

  • 設定値を区切る「|」は省略できません。

  • 2世代以上の場合、定義する行数は管理世代数分必要になります。必ず上から世代順に設定してください。


制御ファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkctl.ini)

データファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkdbf.ini)と同じ形式になります。

指定方法については、「データファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkdbf.ini)」を参照してください。

定義ファイルの設定値については、制御ファイルバックアップ先の情報を指定してください。


アーカイブログバックアップ定義ファイル (rmfo_bkarch.ini)

データファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkdbf.ini)と同じ形式になります。

指定方法については、「データファイルバックアップ定義ファイル (rmfo_bkdbf.ini)」を参照してください。

定義ファイルの設定値については、アーカイブログバックアップ先の情報を指定してください。


SPFILEバックアップ定義ファイル (rmfo_bkspf.ini)

基本情報ファイル(rmfo_system.ini)」の「データベース運用形態」が「シングル」の場合、設定は不要です。


ACMバックアップ定義ファイル (rmfo_acmdbf.ini)

基本情報ファイル(rmfo_system.ini)」の「データベースバックアップ方法」が「RMAN」の場合、設定は不要です。


リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル(rmfo_catalog.ini)

≪リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルの条件≫

  • データベース名(ORACLE_SID):Rorasid1

  • ORACLE_HOME:C:\app\Administrator\product\11.2.0\dbhome_1

  • リスナー名:LISTENER_Rorasid1

  • ポート番号:1522

  • リカバリ・カタログ・ユーザー名:rman_user

  • 同時接続可能OSユーザー・プロセス最大数:150

  • SGAコンポーネント合計サイズ:640

  • 一時表領域サイズ:300

R_DB_NAME=Rorasid1
R_ORA_HOME=C:\app\Administrator\product\11.2.0\dbhome_1
R_LSNR_NAME=LISTENER_Rorasid1
R_PORT=1522
R_USER=rman_user
R_PROCESSES=150
R_SGATARGET=640
R_TEMPSIZE=300

リカバリ・カタログ・データベースSYSパスワードファイル (rmfo_rmansyspwd.ini)

リカバリ・カタログ・データベースのSYSパスワードを指定してください。

≪リカバリ・カタログ・データベースSYSパスワードファイルの条件≫

  • SYSパスワード:catalog_sys_password

catalog_sys_password

注意

このファイルは、オンライン環境設定コマンドで有効化したときに暗号化されます。暗号化された場合、ファイルの拡張子が「.crp」に変更されます。暗号化ファイルは再設定時には使用できませんので、再度「.ini」ファイルを作成してください。


リカバリ・カタログ・ユーザーパスワードファイル (rmfo_rmanpwd.ini)

リカバリ・カタログ・ユーザーのパスワードを指定してください。

≪リカバリ・カタログ・ユーザーパスワードファイルの条件≫

  • リカバリ・カタログ・ユーザーパスワード:catalog_user_password

catalog_user_password

注意

このファイルは、オンライン環境設定コマンドで有効化したときに暗号化されます。暗号化された場合、ファイルの拡張子が「.crp」に変更されます。暗号化ファイルは再設定時には使用できませんので、再度「.ini」ファイルを作成してください。