ファイル名
MpBcmClConfig.ini
使用用途
Systemwalkerコンソールの画面設定をカスタマイズできる定義ファイルです。以下の設定を行うことができます。
Systemwalkerコンソールで使用するJavaの最大値
警告灯アイコンの点滅状態に合わせてコマンドを実行する
警告灯アイコンの点滅時に音声(WAVファイル)を再生する
格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpbcmgui\etc |
ファイル形式
[MEMORY] |
本セクションは、Systemwalkerコンソールで使用するJavaのメモリに関する設定を指定します。
本セクション内に以下の設定値を記述してください。
Systemwalkerコンソールで使用する“Javaのヒープサイズの最大値”を意味します(単位はMB)。指定範囲は、128~1024です。
キー名自体がない場合、値を省略した場合、および上記の範囲外の場合、128MBで動作します。
MpBcmSvrConfig.ini の STARTTRBLISTMAX の値と HEAPSIZEMAX の推奨値との関係は以下のとおりです。
STARTTRBLISTMAX の値 | HEAPSIZEMAX の推奨値 |
---|---|
1000 ~ 2000 | 128 以上 |
2000 ~ 3000 | 192 以上 |
3000 ~ 5000 | 256 以上 |
本セクションは、Systemwalkerコンソールの警告灯アイコンの点滅状態に合わせて実行するコマンドを指定します。
本セクション内に以下の設定値を記述してください。
イベント発生により、警告灯アイコンが点滅を開始した場合に実行するコマンドラインをフルパスで指定します。
キー名自体がない場合、および値を省略した場合、コマンドは実行されません。
警告灯アイコンのクリックにより、点滅を停止した場合に実行するコマンドラインをフルパスで指定します。
キー名自体がない場合、および値を省略した場合、コマンドは実行されません。
警告灯アイコンの点滅を停止後、スヌーズ機能や新しいイベントの発生により点滅を再開した場合に実行するコマンドラインをフルパスで指定します。
キー名自体がない場合、および値を省略した場合、コマンドは実行されません。
未確認のイベントが無くなったことにより、警告灯アイコンが消灯した場合に実行するコマンドラインをフルパスで指定します。
キー名自体がない場合、および値を省略した場合、コマンドは実行されません。
本セクションは、Systemwalkerコンソールの警告灯アイコンの動作に関する設定を指定します。
本セクション内に以下の設定値を記述してください。
警告灯アイコンの点滅時に再生するWAVファイル名をフルパスで指定します。警告灯アイコンの消灯時や点滅を停止している場合は、音声は再生されません。
キー名自体がない場合、および値を省略した場合、音声は再生されません。
参照
運用管理サーバで、Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧に表示するイベント数をカスタマイズしていた場合は、Javaのヒープサイズの最大値を適切な値に設定する必要があります。
詳細は、“Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイル”を参照してください。
注意事項
定義ファイルの設定を有効にするには、Systemwalkerコンソールの再起動が必要です。
以下の場合は、該当の設定は未設定として扱い、初期値で動作します。
定義ファイルが存在しない。
定義ファイルの指定に誤りがある。
文字コードは、シフトJIS で記述してください。
使用例
Javaのヒープサイズの最大値を256MB として設定した例を示します。
[MEMORY] HEAPSIZEMAX =256
Systemwalkerコンソールで使用するJavaのヒープサイズの最大値を256MBにするためには、HEAPSIZEMAX を256に設定します。
本パラメタは、Systemwalkerコンソールの動作に大きく影響します。MpBcmSvrConfig.ini にて監視イベント一覧に表示できる監視イベントの最大件数がカスタマイズされている場合には、“HEAPSIZEMAX の推奨値”を参照し、適切な値を設定してください。
警告灯アイコンの点滅開始時と点滅再開時にコマンドを実行する場合の設定例を示します。
[LUMP_COMMAND] START=d:\tool\abc.exe -s RESTART=d:\tool\xyz.exe
警告灯アイコンの点滅時に音声を再生する場合の設定例を示します。
[ALARMLUMP] SOUND =d:\sound\alarm.wav