Assetコンソールを起動する前の準備、使用時の留意事項、および起動方法について説明します。Assetコンソールは、資産管理補助ツールを導入したPC上で起動できます。
事前準備
AssetコンソールはMicrosoft® Excelを使用してデータを表示します。そのため、Assetコンソールを使用するPCには、以下の準備や操作を行ってください。
Microsoft® Excelのインストール時に、Visual Basic for Applicationsもインストールしておく必要があります。
Microsoft® Excelのセキュリティレベルが、「高」または「最高」の場合、Assetコンソールを操作できません。
Microsoft® Office Excel 2003を使用する場合は、Microsoft® Excelの[ツール]メニューから[マクロ]-[セキュリティ]を選択して、セキュリティレベルを「中」に変更してください。
Microsoft® Office Excel 2007を使用する場合は、以下の手順で設定を変更してください。
Microsoft® Excelの[Office]ボタンをクリックし、[Excelのオプション]ボタンをクリックします。
オプションダイアログ[基本設定]タグで[[開発]タブをリボンに表示する]をチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
リボンに表示された[開発]タブをクリックし、[マクロのセキュリティ]をクリックします。
[マクロの設定]で[すべてのマクロを有効にする]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
Microsoft® Office Excel 2010を使用する場合は、以下の手順で設定を変更してください。
Microsoft® Excelの[ファイル]タブをクリックし、[オプション]ボタンをクリックします。
オプションダイアログで、[セキュリティセンター]をクリックし、[Microsoft Excel]セキュリティセンターの[セキュリティセンターの設定]ボタンをクリックします。
セキュリティセンターダイアログで、[マクロの設定]をクリックし、[マクロの設定]の[警告を表示してすべてのマクロを無効にする]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
Microsoft® Office Excel 2013を使用する場合は、以下の手順で設定を変更してください。
Microsoft® Excelのスタート画面から[他のブックを開く]等の操作により、メニューバーを表示します。
[ファイル]タブをクリックし、[オプション]ボタンをクリックします。
Excelのオプションダイアログで、[セキュリティセンター]をクリックし、[Microsoft Excelセキュリティセンター]の[セキュリティセンターの設定]ボタンをクリックします。
セキュリティセンターダイアログで、[マクロの設定]をクリックし、[マクロの設定]の[警告を表示してすべてのマクロを無効にする]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
Microsoft® Excelの「セキュリティ警告」画面で「マクロを無効にする」を選択した場合、Assetコンソールを操作できません。
Microsoft® Excelの「セキュリティ警告」画面が表示された場合は、必ず「マクロを有効にする」または[コンテンツの有効化]を選択してください。
上記の準備や操作を行わなかった場合、Assetコンソールが正しく動作できなくなります。この場合は、Assetコンソールを1度ログオフし、上記の設定を実施して、Assetコンソールを再度起動してください。
留意事項
Assetコンソールの起動中に、同時にExcelファイルを編集する場合には、以下の留意事項があります。
AssetコンソールはMicrosoft® Excelと連携してデータ表示などを行っています。そのため、Assetコンソールが使用しているMicrosoft® Excelに対して、新たなExcelファイルを開かないようにしてください。Assetコンソール起動中にMicrosoft® Excelを使用する場合は、別途、Microsoft® Excelを起動してください。
Assetコンソールが使用しているMicrosoft® Excelに対して、新たなExcelファイルを開いた場合、Excelファイルが表示されない、または表示されるまでにしばらく待ってから表示されることがあります。
30秒程度待っても表示されない場合は、Assetコンソールを1度ログオフし、Microsoft® Excelを起動して、そのMicrosoft® Excel上で新たなExcelファイルを開いてください。
Assetコンソールが使用しているMicrosoft® Excelに対して、新たなExcelファイルを開いて使用する場合、以下の留意事項があります。
Microsoft® Excelの画面右上にある[×]ボタンがクリックできません。新たなExcelファイル自身を終了する場合は、そのExcelファイルの[×]ボタンをクリックするか、[ファイル]メニューから[閉じる]、または[終了]を選択してください。
Assetコンソールが使用しているExcelファイルに対して、シートの複写やシート名の変更を実施しないでください。実施した場合は、Assetコンソールを1度ログオフしてから使用してください。
Assetコンソールでデータ表示や操作中に、[F11]キーを押した場合、グラフシートが追加されます。この場合、以下の手順で元の画面に戻れます。
画面下に表示されているシート見出しから、追加されたグラフシートに対して、マウスで右クリックします。
表示されたポップアップメニューから削除を選択します。
削除確認メッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックして、削除を実行します。
手順
Assetコンソールを起動する手順は、以下のとおりです。
Assetコンソールを起動します。
「資産管理補助ツール」をインストールしたPCの[スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager 資産管理補助ツール]-[資産管理-Assetコンソール]、または[アプリ]-[Systemwalker Centric Manager 資産管理補助ツール]-[資産管理-Assetコンソール]を選択します。
→以下の画面が表示されます。
ログオンします。
以下の情報を指定して、[ログオン]ボタンをクリックします。
なお、ここで指定するユーザーIDおよびパスワードは、事前に“マスタ管理情報の設定”を実施しておく必要があります。
項目 | 説明 |
---|---|
[ユーザーID] | 以下のロールが割り当てられたユーザーIDを設定します。
|
[パスワード] | ユーザーIDに対応するパスワードを設定します。 |
→以下の画面が表示されます。
運用に応じて各メニューを選択します。