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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Interstage HTTP Server 2.2運用ガイド
FUJITSU Software

2.2 HTML文書の取出し

WebブラウザでURL(Uniform Resource Locator)にWebサーバ上の取得したいデータ(HTML文書や画像データなど)を指定することにより、Webサーバに格納されたデータを取得してWebブラウザに返却します。

Webブラウザに指定するURLの形式を以下に示します。


URL形式

http://ホスト名:ポート番号/パス
ホスト名

取得するデータが格納されているホスト名。

ポート番号

ポート番号。ホストのポート番号が「80」の場合は、省略可(省略時、コロン(:)は不要)。

パス

サーバ上のディレクトリ構成のパス。
環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブからの相対パス名のファイルを検索して、Webブラウザに内容を返却します。

注意

  • 2バイトコードのURLを使用する場合は、以下を設定してください。ただし、URL内のクエリ文字列には、2バイトコードを使用できません。

    • Webブラウザにおいて、UTF-8のURLを送信する設定を有効にします。
      注)UTF-8のURLを送信する設定ができない場合、2バイトコードのURLは使用できません。


    • Webサーバに、ファイル名が文字コード「UTF-8」であるHTML文書を格納します。

  • 初期設定の場合、URLのパスの末尾にスラッシュ(/)を付加しないでディレクトリを指定すると、Webサーバは以下のように処理します。

    1. Webブラウザ(クライアント)に、ステータスコード「301」(Moved Permanently)を返却します。このとき、Hostヘッダの値および末尾にスラッシュ(/)を付加したパスでリダイレクトURLを設定します。

    2. Webブラウザ(クライアント)からリダイレクトURLへのリクエストを受け付けます。

    3. Webブラウザ(クライアント)に、環境定義ファイル(httpd.conf)のDirectoryIndexディレクティブに設定されたファイルの内容を返却します。

  • インストール直後の状態では、DocumentRootディレクティブで指定したディレクトリにサンプルのコンテンツが格納されています。Webサーバの運用に応じて、以下の対処を行ってください。

    • 不要なサンプルのコンテンツを削除する。

    • DocumentRootディレクティブで指定するディレクトリを変更する。

ホスト名

www.httpserver.co.jp

ポート番号

80

公開用ルートディレクトリ


C:\Interstage\F3FMahs\htdocs


/opt/FJSVahs/htdocs

HTML文書のファイル


C:\Interstage\F3FMahs\htdocs\index.html ()


/opt/FJSVahs/htdocs/index.html ()

注)インストール時に格納されたサンプルのコンテンツの場合、以下が表示されます。

It works!

上記の運用を行う場合、環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブおよびWebブラウザからのURLは、以下のように指定します。
ポート番号は、環境定義ファイル(httpd.conf)のListenディレクティブに「80」が指定されている場合(インストール時に指定)は、省略できます。


DocumentRootディレクティブの設定値


DocumentRoot "C:/Interstage/F3FMahs/htdocs"


DocumentRoot "/opt/FJSVahs/htdocs"

Webブラウザから指定するURL

http://www.httpserver.co.jp/