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Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

C.3.2 CORBAサービス

  マルチシステムにおけるCORBAサービス資源の移出・移入の手順について、デフォルトシステムと拡張システムの違いを説明します。
  拡張システムでの運用については、デフォルトシステムと基本的な操作手順に違いはありませんが、移出コマンド(odbackupsys)・移入コマンド(odrestoresys)を実行する際には、以下の方法で拡張システム名を指定する必要があります。

  なお、両方が指定されている場合には、コマンドの-Mオプションで指定したシステム名が有効になります。
  また、上記の方法で拡張システム名を指定した場合、移出・移入が行われるCORBAサービスの資源ファイルは、以下のディレクトリ配下のファイルが対象となります。

  /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FSUNod/etc

  以下に移出・移入手順の例を示します。


デフォルトシステムの移出、および拡張システム(system1)へ移入を行う場合(移出資源格納パス:/backup)

移出方法

  odbackupsysコマンドを実行して、CORBAサービス資源ファイルを移出します。

  odbackupsys /backup

移入方法

  odrestoresysコマンドを実行して、CORBAサービス資源ファイルを移入します。

  odrestoresys -M system1 -h hostname -p 8003 /backup

  
  移出・移入手順の詳細については、“運用ガイド(基本編)”の“他サーバへの資源移行”を参照してください。