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Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

B.2.7 システム間でのアプリケーション環境の移行について(一般アプリケーションの場合)

  同一サーバ上のシステム間においてデフォルトシステムで構築した、ユーティリティワークユニット上で動作する一般アプリケーションを、拡張システム上に移行するなど、一般アプリケーション資材を移行することが考えられます。この場合、以下のことを考慮する必要があります。

一般アプリケーションプログラムについて

  作成した一般アプリケーションプログラムについては、一般アプリケーションプログラム自身がシステム名を意識していない場合は、修正する必要はありません。システム名を意識している場合のみ修正し、再作成する必要があります。

ワークユニット定義

  一般アプリケーションの移行時に同時にワークユニット定義も移行する場合、以下の項目を必要に応じて修正する必要があります。

Control Option

Path (アプリケーションライブラリパス)

  両方のシステム上で同一の場所に存在する一般アプリケーションを使用している場合、たとえばデフォルトシステムの一般アプリケーションを入れ替えた場合、拡張システムに影響がおよびます。そのため、両方のシステムの一般アプリケーションを配置する場所を分けることをお勧めします。

Library for Application (アプリケーション使用ライブラリパス)

  ワークユニット定義で“Path:”ステートメントを変更し、デフォルトシステムと拡張システムで一般アプリケーションの設定場所を別とした場合でも、それぞれの一般アプリケーションにリンクされているライブラリが同一場所に存在する場合、デフォルトシステムにてリンクされているライブラリを入れ替えると、拡張システムに影響がおよびます。そのため、ユーザが作成し、入れ替わる可能性のあるライブラリについては、設定場所を分けることをお勧めします。