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Interstage Application Server マルチシステム運用ガイド
FUJITSU Software

B.2.6 システム間でのアプリケーション環境の移行について(トランザクションアプリケーションの場合)

  同一サーバ上のシステム間においてデフォルトシステムで構築したアプリケーションを、拡張システム上に移行するなど、アプリケーション資材を移行することが考えられます。この場合、以下のことを考慮する必要があります。

サーバアプリケーションプログラムについて

  作成したサーバアプリケーションプログラムについては、サーバアプリケーションプログラム自身がシステム名を意識していない場合は、修正する必要はありません。システム名を意識している場合のみ、修正し、再度コンパイルを行う必要があります。

スケルトンファイル

  デフォルトシステムで作成したスケルトンファイルは、そのまま拡張システムに移行することが可能です。ただし、インタフェース情報については、移行先のシステムのインタフェースリポジトリに登録する必要があります。
  上記のとおり、サーバアプリケーションプログラムの修正の必要がない場合、たとえばデフォルトシステムで作成したアプリケーションの実行ファイルを拡張システムにそのまま移行することが可能です。

ワークユニット定義

  アプリケーション環境の移行時に同時にワークユニット定義も移行する場合、以下の項目を必要に応じて修正する必要があります。

Control Option

Path (アプリケーションライブラリパス)

  両方のシステム上で同一の場所に存在するサーバアプリケーションプログラムを使用している場合、たとえばデフォルトシステムのアプリケーションを入れ替えた場合、拡張システムに影響がおよびます。そのため、両方のシステムのアプリケーションを配置する場所を分けることをお勧めします。

Library for Application (アプリケーション使用ライブラリパス)

  ワークユニット定義で“Path:”ステートメントを変更し、デフォルトシステムと拡張システムでアプリケーションの設定場所を別とした場合でも、それぞれのアプリケーションにリンクされているライブラリが同一場所に存在する場合、デフォルトシステムにてリンクされているライブラリを入れ替えると、拡張システムに影響がおよびます。そのため、ユーザが作成し、入れ替わる可能性のあるライブラリについては、設定場所を分けることをお勧めします。


  サーバアプリケーションプログラムの実行ファイルを移行する場合、必ず移行先のワークユニットを停止した状態で移行する必要があります。ワークユニットを停止せず、上書きした場合、業務中のサーバアプリケーションがハングアップなどの状態に陥ることがありますので、注意する必要があります。