Interstage運用APIをマルチシステム環境で使用する場合、Interstage運用APIの使用時に、どのシステムに対して操作を行うかを指定する必要があります。
デフォルトシステムに対して操作を行う場合には、システムに対する意識は不要です。また、Interstage Application Server 3.1以前を使用して作成したInterstage運用APIを発行するアプリケーションも動作します。
拡張システムに対して操作を行う場合には、Interstage運用API環境の初期化時に、操作対象のシステムを指定する必要があります。初期化以降の操作は、デフォルトシステムに対する操作と同様です。その他に、デフォルトシステムと拡張システムの操作に関する差異はありません。
また、システム名一覧通知APIにより、サーバ上に存在するシステム名の一覧情報を獲得できます。サーバ上に存在しているシステムの名前をプログラムで獲得できるため、システム名を意識したプログラミングが不要となります。
Interstage運用APIにより拡張システムを操作する場合の各APIごとの注意点を、以下に示します。Interstage運用APIの詳細については、“リファレンスマニュアル(API編)”を参照してください。
システム名情報通知関数(ISOPsystem関数)
サーバ内に存在するシステムのシステム名の一覧情報を獲得します。
Interstage運用API環境の初期化/回収(ISOPenv関数)
Interstage運用API環境の初期化/回収を行うAPIです。環境の初期化時に、Interstage運用APIで操作するシステムを指定します。
ワークユニット/オブジェクト情報通知関数(ISOPnotify関数)
ワークユニット/オブジェクトに関する情報を獲得します。ISOPenv()で指定されたシステムに対する操作となります。
ワークユニット/オブジェクト運用操作関数(ISOPoperate関数)
ワークユニット/オブジェクトに関する運用操作を行います。ISOPenv()で指定されたシステムに対する操作となります。