名前
update-log-config - ログ出力機能の動作の設定
形式
wscadmin update-log-config [--directory=log_directory] [--rolloversize=roll_over_size] [--rollovertimestart=roll_over_time_start --rollovereverytime=roll_over_every_time] [--historysize=history_size] [--debug[=true|=false]] --target target
機能説明
Webサーバコネクタのログ出力を設定します。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--directory | なし | ログ出力ディレクトリを絶対パスで指定します。 省略した場合、設定は更新されません。 |
--rolloversize | なし | ログサイズ(ログファイルの最大サイズ)を1~512の範囲で指定します。単位はMBです。 省略した場合、設定は更新されません。 |
--rollovertimestart | なし | ロールオーバーを開始する時刻を0~23の範囲で指定します。 このオプションを設定する場合、同時に--rollovereverytimeの設定が必要です。 指定した場合、Webサーバが起動して指定した時刻に達したあと、最初にログに書き込みが発生した時点で、ログファイルがロールオーバーされます。 省略した場合、設定は更新されません。 |
--rollovereverytime | なし | ログファイルをロールオーバーする時間間隔を1~24の範囲で指定します。 このオプションを設定する場合、同時に--rollovertimestartの設定が必要です。 指定した場合、--rollovertimestartで指定した時刻に達したあと、指定した時間が経過するたびに、その後のログに書き込みが発生した時点で、ログファイルがロールオーバーされます。 省略した場合、設定は更新されません。 |
--historysize | なし | ロールオーバーしたログファイルを保管する世代数を1~9の中から選択します。 省略した場合、設定は変更されません。 |
--debug | なし | ログファイルにデバッグ情報を出力するかどうかを設定します。 省略した場合、設定は変更されません。 |
--target | なし | 設定対象のWebサーバ名を指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
本サブコマンドは、targetに指定したWebサーバの動作中に実行しないでください。
ログ出力ディレクトリに関する注意事項を以下に示します。
指定したディレクトリが存在しない場合は、ログ出力時に新規に作成されます。
Webサーバの通信プロセスを実行するユーザが所有者であり、そのユーザが書き込み可能なディレクトリを指定してください。
Webサーバの通信プロセスを実行するユーザは、デフォルトでは“nobody”です。
指定したディレクトリが存在しない場合は、次回Webサーバ起動時に、新規に作成されます。
“${serverroot}”をディレクトリ名に含めることはできません。
以下の記号を指定することはできません。
シャープ(#)、ダブルクォーテーション(")、カンマ(,)、スラッシュ(/)、セミコロン(;)、アスタリスク(*)、クエスチョンマーク(?)、大なり(>)、小なり(<)、パイプ(|)
コロン(:)はドライブの区切り文字としてのみ使用可能です。
シャープ(#)
以下のバイト数以内の長さのディレクトリを指定してください。
127Byte以内
255Byte以内
出力先ディレクトリを変更しても、変更前のディレクトリに出力されたログは削除されません。必要に応じて削除してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMwsc\bin\wscadmin update-log-config --rolloversize=3 --historysize=2 --target FJapache Command update-log-config executed successfully. |
/opt/FJSVwsc/bin/wscadmin update-log-config --rolloversize=3 --historysize=2 --target FJapache Command update-log-config executed successfully. |