クラスパスの設定
Java DB JDBCドライバはアプリケーションサーバに同梱されています。javaコマンドでJava SEスタンドアロンアプリケーションを実行する場合、以下のクラスパスを設定してください。IJServerクラスタやアプリケーションクライアントコンテナでJava DB JDBCドライバを使用する場合にはクラスパスの設定は不要です。
クラスパスの設定については「4.14.1 JDBCドライバの環境設定」を参照してください。
組み込み環境の場合
C:\Interstage\F3FMisje6\javadb\lib\derby.jar |
/opt/FJSVisje6/javadb/lib/derby.jar |
クライアント/サーバ環境の場合
C:\Interstage\F3FMisje6\javadb\lib\derbyclient.jar |
/opt/FJSVisje6/javadb/lib/ derbyclient.jar |
注意
Java DBのシステムディレクトリは、Java SEスタンドアロンアプリケーション実行時のカレントディレクトリになります。
接続プールの設定
接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインタフェースを指定してください。
パラメタ | 指定値 |
---|---|
名前 | 任意の値 |
リソースタイプ | 以下のいずれかを指定してください。
|
データソースクラス名 | 以下のいずれかを指定してください。 組み込み環境の場合:
クライアント/サーバ環境の場合:
|
リソースタイプごとに使用するデータソースクラス名については、以下のように指定してください。
リソースタイプ | 環境 | データソースクラス名 |
---|---|---|
javax.sql.DataSource | 組み込み環境の場合: | org.apache.derby.jdbc.EmbeddedDataSource40 |
クライアント/サーバ環境の場合: | org.apache.derby.jdbc.ClientDataSource40 | |
javax.sql.XADataSource | 組み込み環境の場合: | org.apache.derby.jdbc.EmbeddedXADataSource40 |
クライアント/サーバ環境の場合: | org.apache.derby.jdbc.ClientXADataSource40 | |
javax.sql.ConnectionPoolDataSource | 組み込み環境の場合: | org.apache.derby.jdbc.EmbeddedConnectionPoolDataSource40 |
クライアント/サーバ環境の場合: | org.apache.derby.jdbc.ClientConnectionPoolDataSource40 |
プロパティ
以下のプロパティは一般的に指定が必要なプロパティです。指定可能なプロパティの詳細は、「A.6 データソースプロパティ」を参照してください。
組み込み環境の場合
プロパティ名 | 値 |
---|---|
DatabaseName | データベースの名前を指定してください。 |
ConnectionAttributes | データベースが存在しない場合、接続確立時にデータベースを自動作成したい場合「;create=true」を指定してください。すでに指定のデータベースが存在する場合、既存のデータベースへ接続します。 |
クライアント/サーバ環境の場合
プロパティ名 | 値 |
---|---|
User | データベースのユーザIDを指定してください。 |
Password | データベースのパスワードを指定してください。 |
DatabaseName | データベースの名前を指定してください。 |
ServerName | Java DBのホスト名またはIPアドレスを指定してください。 例1)IPv4の場合 127.0.0.1 例2)IPv6の場合 ::1 |
PortNumber | ポート番号をデフォルトから変更した場合、変更したポート番号を指定してください。デフォルトは1527です。 |
ConnectionAttributes | データベースが存在しない場合、接続確立時にデータベースを自動作成したい場合「;create=true」を指定してください。すでに指定のデータベースが存在する場合、既存のデータベースへ接続します。 |