本項で説明している例外一覧
例外の説明
意味
Webアプリケーションの場合、以下の可能性があります。
Webブラウザなどのクライアントアプリケーションが以下の理由等により処理を中断(ソケットを切断)したことを検出しました。
ユーザオペレーションによる中断。
クライアントのキャッシュ制御による自動的な中断。
WebサーバとServletコンテナ間のソケットが切断されました。
ServletまたはJSPと、サーバアプリケーション間のソケットが切断されました。
サーバアプリケーションがダウンしました。
アプリケーションでファイルディスクリプタがリークしている可能性があります。
ユーザの対処
クライアントアプリケーションからの中断であり、サーバ上の異常を示すものではありません。この場合SocketExceptionが出力される要因は以下のものがあります。
クライアントアプリケーションの終了
リクエストの完了を待たずに中止ボタンを押下
リロードの連打
リンク先、ポスト先をダブルクリック
先のリクエストの完了を待たずに別リンクへ遷移
なお、これらのSocketExceptionは、Webサーバによるクライアントアプリケーションのソケット切断の検出タイミング(ネットワークの状態によって異なる)とコンテナによるソケットへの書き出しタイミングに依存するため、必ず発生するものではありません。
WebサーバコネクタのログにIJServer12035またはIJServer12044が出力されている場合は、Webサーバコネクタ(コネクタ)設定の送受信タイムアウトを長くしてください。
アプリケーションの処理を見直してください。妥当である場合は、アプリケーションで使用しているソケットのタイムアウト時間を長くしてください。
サーバアプリケーションの状態を確認してください。また、必要があればサーバアプリケーションを修正してください。
アプリケーションの処理を見直してください。ファイルやSocket資源をアプリケーションで開いている場合、解放漏れがないか確認してください。