本項で説明している例外一覧
java.lang.ExceptionInInitializerError: java.security.AccessControlException: access denied
java.lang.ExceptionInInitializerError: org.omg.CORBA.INITIALIZE
java.lang.ExceptionInInitializerError: org.omg.CORBA.INITIALIZE: cannot instantiate %s
java.lang.ExceptionInInitializerError: org.omg.CORBA.INITIALIZE: JNDI lookup error.
例外の説明
意味
EJBアプリケーションにおいてJavaアプレットのファイルに適切な権限が設定されていないため、セキュリティのエラーが発生しました。
ユーザの対処
以下を確認してください。
権限が正しく設定されていない可能性があります。“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“Javaアプレットを使用する場合”を参照し、権限が正しく設定されているかを確認してください。
ダウンロードした jar ファイルのデジタル署名が有効になっていない可能性があります。jar ファイルに署名した証明書をクライアントにインポートし直してください。
権限を設定するときに指定した codebase と、ダウンロードするファイルの格納場所が異なっている可能性があります。正しい場所を codebase に指定してください。
権限を設定した情報を記述したポリシーファイルが実行時に有効になっていない可能性があります。ポリシーファイルの設定を確認してください。
アプレットがjarファイル化されていない状態でWebサーバに格納されている可能性があります。“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“開発手順(Portable-ORB)”を参照して、アプレットをjarファイル化してWebサーバに格納してください。
意味
J2EEアプリケーションの動作環境の設定に誤りがあります。
ユーザの対処
以下のCORBAサービス(ObjectDirector)のライブラリパス(LD_LIBRARY_PATH)が指定されているか確認してください。
/opt/FSUNod/lib
/opt/FJSVod/lib
J2EEアプリケーションクライアントの場合は、上記に加え、クライアント環境が正しく設定されているか確認してください。J2EEアプリケーションクライアントの動作環境については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“JNDI”-“クライアント環境での環境設定”を参照してください。
EJBアプリケーションの場合は、上記に加え、クライアントアプリケーションの環境が正しく設定されているか確認してください。クライアントの環境設定については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“JNDI”-“EJBを参照する場合の環境設定”を参照してください。
可変情報
%s = クラス名
意味
EJBアプリケーションにおいて、Javaアプレットで何らかの異常が発生した場合に、Javaコンソールに表示されるものです。
ユーザの対処
以下についてそれぞれ確認してください。
必要なjarファイルが正しくWebサーバに格納されていない可能性があります。“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“開発手順(Portable-ORB)”を参照して、必要なjarファイルが正しくWebサーバに格納されているかを確認してください。
HTMLファイルに必要なjarファイルが記述されていない可能性があります。“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“開発手順(Portable-ORB)”を参照して、必要なjarファイルがHTMLファイルに記述されているかを確認してください。
ORB(Object Request Broker)の指定が誤っている可能性があります。“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“JNDI”-“EJBを参照する場合の環境設定”を参照して、ORB(Object Request Broker)の指定が正しく行われているかを確認してください。
意味
EJBアプリケーションにおいて、Javaアプレットで何らかの異常が発生した場合に、Javaコンソールに表示されるものです。
ユーザの対処
ORB(Object Request Broker)の指定が誤っている可能性があります。“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“JNDI”-“EJBを参照する場合の環境設定”を参照して、ORB(Object Request Broker)の指定が正しく行われているかを確認してください。
ユーザの対処
EJBアプリケーションにおいて、分散トランザクション機能を利用する環境が正しく構築されているか確認してください。詳細については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“JTAの使用方法”を参照してください。