意味
SSL環境定義ファイルが見つかりません。または、暗号化方法の設定に誤りがあります。
ユーザの対処
JNDIを使用するユーザアプリケーション、またはLDAPコマンドの場合は、指定したSSL環境定義ファイルが存在するかを確認してください。SSL環境定義ファイルは以下の方法で指定されています。
JNDIの場合
システムプロパティ"user.sslenvfile"
LDAPコマンドの場合
-Zオプション
C言語インタフェースを使用する場合、またはSSL環境定義ファイルが存在する場合は、SSLによる暗号化通信を行うために構築した、証明書や秘密鍵を管理する環境により、以下の対処をしてください。
Interstage証明書環境の場合
Interstage証明書環境が壊れている可能性があります。“98.6 証明書環境が壊れている場合”の“Interstage証明書環境の場合”を参照して、Interstage証明書環境を修復してください。
証明書/鍵管理環境の場合
SSL環境定義ファイルの暗号化アルゴリズム(crypt)、またはSSLENV構造体のcryptを正しく設定したうえで、再度処理をしてください。
SSL環境定義ファイルの暗号化アルゴリズム(crypt)については、“ディレクトリサービス運用ガイド”の“証明書/鍵管理環境の環境構築”-“SSL環境定義ファイルの設定”を参照してください。
SSLENV構造体のcryptについては、以下を参照してください。
“リファレンスマニュアル(API編)”の“C言語インタフェース”-“Interstage ディレクトリサービスインタフェース”-“セションのオープンとクローズインタフェース”-“ldapssl_init”
“リファレンスマニュアル(API編)”の“C言語インタフェース”-“Interstage ディレクトリサービスインタフェース”-“構造体の構成”-“SSLENV構造体”