可変情報
%s1: リポジトリ名
意味
Interstage ディレクトリサービスでは、リポジトリ名をデータストア名として使用します。
データストアの作成において、他製品で同名のデータストアがすでに作成済みで、データストアの作成が失敗したため、リポジトリを作成できませんでした。または、リポジトリが存在する状態でInterstage ディレクトリサービスをアンインストールし、再度Interstage ディレクトリサービスをインストールした可能性があります。
ユーザの対処
Interstage ディレクトリサービスでは、リポジトリ名をデータストア名として使用します。以下のどちらかの対処を実施してください。
別のリポジトリ名を指定して再度、リポジトリの作成を実施してください。対処実施後も同一のメッセージが表示される場合は、表示されたメッセージ、およびログ情報を採取後、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
なお、他製品で使用されるデータストア名については、データストアを使用するInterstage Portalworks、Interstage Contentbiz、またはInterstage Apworksの各マニュアルを参照してください。
以下の対処を実施後、システムを再起動し、再度リポジトリの作成を実施してください。対処実施後も同一のメッセージが表示される場合は、表示されたメッセージ、およびログ情報を採取後、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
以下のディレクトリが存在することを確認し、存在するディレクトリを削除します。
C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\リポジトリ名
C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\IREP\リポジトリ名
C:\Interstage\Enabler\EnablerBackups\リポジトリ名
C:\Interstage\Enabler\EnablerATFiles\リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/EnablerDStores/リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/EnablerDStores/FJSVirep/リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/EnablerBackups/リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/EnablerATFiles/リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/DStores/リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/DStores/FJSVirep/リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/Backups/リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/ATFiles/リポジトリ名
注意
上記ディレクトリパスは、Interstageを初期値のパスでインストールした場合のディレクトリのパスです。
標準インストール時に“temporary installation files.”のインストール先を変更した場合は、/var/opt (またはC:\Interstage)を変更したインストール先に読み替えてください。
Interstage data storeを単独でインストールし、インストール時に“Datastores directory”、“ATFiles directory”、または“Backups directory”のインストール先を変更した場合は、変更したインストール先ごとに以下に示すようにディレクトリパスを読み替えてください。
“Datastores directory”を変更した場合、1、および2のC:\Interstage\Enabler\EnablerDStoresを変更したインストール先に読み替えてください。
“Backups directory”を変更した場合、3のC:\Interstage\Enabler\EnablerBackupsを変更したインストール先に読み替えてください。
“ATFiles directory”を変更した場合、4のC:\Interstage\Enabler\EnablerATFilesを変更したインストール先に読み替えてください。
“Datastores directory”を変更した場合、1、および2の/var/opt/FJSVena/EnablerDStoresを変更したインストール先に読み替えてください。
“Backups directory”を変更した場合、3の/var/opt/FJSVena/EnablerBackupsを変更したインストール先に読み替えてください。
“ATFiles directory”を変更した場合、4の/var/opt/FJSVena/EnablerATFilesを変更したインストール先に読み替えてください。
“Datastores directory”を変更した場合、1、および2の/var/opt/FJSVena/DStoresを変更したインストール先に読み替えてください。
“Backups directory”を変更した場合、3の/var/opt/FJSVena/Backupsを変更したインストール先に読み替えてください。
“ATFiles directory”を変更した場合、4の/var/opt/FJSVena/ATFilesを変更したインストール先に読み替えてください。
参考
以下のディレクトリが存在する場合は、ディレクトリ内に格納されているomsconfigファイル内を確認することで、Interstage ディレクトリサービスで以前使用していたデータストアであるか、他製品で使用されているデータストアであるかを確認することができます。
C:\Interstage\Enabler\EnablerDStores\リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/EnablerDStores/リポジトリ名
/var/opt/FJSVena/DStores/リポジトリ名
注意
上記ディレクトリパスは、Interstageを初期値のパスでインストールした場合のディレクトリのパスです。標準インストール時に“temporary installation files.”のインストール先を変更した場合は、/var/opt (またはC:\Interstage)を変更したインストール先に読み替えてください。Interstage data storeを単独でインストールし、インストール時に“Datastores directory”のインストール先を変更した場合は、/var/opt/EnablerDStores(または /var/opt/DStores、またはC:\Interstage)を変更したインストール先に読み替えてください。
上記ディレクトリ内に格納されるomsconfigファイル内に以下の行が存在する場合は、Interstage ディレクトリサービスで以前使用していたデータストアとなります。“他製品においてデータストア名として使用されていない、またはInterstage ディレクトリサービスを再インストールした場合”の対処を実施してください。
“OWNER irepldap ;”
上記の行のOWNERとしてirepldap以外が設定されている場合は、“他製品においてデータストア名として使用されている場合”の対処を実施してください。
irepconfigコマンドを使用した場合、各項目の詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“irepconfig”-“リポジトリ環境定義ファイル”を参照してください。