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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

74.20.21 irep15073

IREP: ERROR: irep15073: error occurred during replication management of slave %s1. Retry it. Detail=%s2:%s3 [%s4]
IREP: エラー: irep15073: スレーブ %s1 のレプリケーション運用中にエラーが発生しました 再試行を実施します detail=%s2:%s3 [%s4]

可変情報

%s1:レプリケーション先ホスト名
%s2:コマンドコード
%s3:LDAPエラーコード
%s4:リポジトリ名

意味

スレーブサーバに対するレプリケーション運用中にエラーが発生しました。再試行します。

ユーザの対処

LDAPエラーコードに従って定義内容を見直してから、リポジトリを再起動してください。

LDAPエラーコード

対処

1(0x01)

要求された処理は、現在の状態では実行できません。指定されたobjectClassが存在していません。以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

  • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

16(0x10)

該当する属性がありません。以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

  • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

17(0x11)

未定義の属性名が指定されました。以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

  • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

19(0x13)

指定した属性に対する操作が正しくありません。以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

  • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

21(0x15)

指定された属性値の内容が、属性構文に違反しています。以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

  • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

34(0x22)

識別名(DN)の形式に誤りがあります。以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

  • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

49(0x31)

次の原因が考えられます。

  • マスタサーバ側とスレーブサーバ側の“公開ディレクトリ”が一致していない可能性があります。
    マスタサーバ側とスレーブサーバ側の“公開ディレクトリ”が一致していることを確認してください。“公開ディレクトリ”の指定が一致していない場合は、以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

    • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

  • 上記以外の場合は、マスタサーバ側とスレーブサーバ側の双方でiscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

53(0x35)

次の原因が考えられます。

  • マスタサーバ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用DN”と、スレーブサーバ側の“管理者用DN”が一致していない可能性があります。
    マスタサーバ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用DN”と、スレーブサーバ側の“管理者用DN”が一致していることを確認してください。一致していない場合は、以下を参照してスレーブサーバ側リポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

    • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

    なお、マスタサーバ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用DN”には、公開ディレクトリが自動で付加されるため、公開ディレクトリの指定は不要です。

  • マスタサーバ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用パスワード”と、スレーブサーバ側の“管理者用DNのパスワード”が一致していない可能性があります。
    マスタサーバ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用パスワード”と、スレーブサーバ側の“管理者用DNのパスワード”が一致していることを確認してください。一致していない場合は、以下を参照してパスワードを再設定してください。

    • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“運用・保守”-“スレーブサーバのパスワード変更”

  • スレーブサーバ側のリポジトリがスレーブ運用するように設定されていない可能性があります。
    スレーブサーバ側の“レプリケーション定義”の“運用形態の指定”が“スレーブで運用中”になっていない場合は、以下を参照してスレーブサーバ側リポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

    • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

  • 上記以外の場合は、マスタサーバ側とスレーブサーバ側の双方でiscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

80(0x50)、81(0x51)

次の原因が考えられます。

  • スレーブサーバ側ホストが起動されていないか、スレーブサーバ側のリポジトリが起動されていない可能性があります。
    スレーブサーバ側のリポジトリを起動してください。運用していないスレーブサーバの場合はレプリケーション一覧から削除してください。以下を参照してスレーブサーバを削除してください。

    • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“負荷分散環境(レプリケーション形態)の作成”-“標準データベースを使用する場合”-“レプリケーション運用中のスレーブサーバ削除”

  • スレーブサーバ側でInterstage ディレクトリサービスが動作するために必要な、物理メモリの容量が不足している可能性があります。不要なプログラムを終了し、Interstage ディレクトリサービスの動作に必要なメモリ容量を確保してください。Interstage data storeとすべてのリポジトリを停止した状態で、利用できる物理メモリ容量が、Interstage ディレクトリサービスで必要とするメモリ容量より少ない場合、物理メモリ容量が不足しています。Interstage ディレクトリサービスで必要とするメモリ容量については、“チューニングガイド”の“メモリ容量”を参照してください。
    不要なプログラムを終了しても、メモリ容量が不足する場合は、メモリを増設してください。

  • SSL接続で“クライアント証明書の提示”で“提示する”が指定され、かつ、リポジトリ起動直後にレプリケーション処理が実行された場合、SSLでタイムアウトが発生することがあります。スレーブサーバ側のシステムログを参照しirep66050メッセージが出力されていないか確認してください。
    上記エラーの場合は、マスタサーバ側で再試行しますので、しばらく(数分)待ってからスレーブサーバ側にデータが反映されているか確認してください。
    数十分経っても改善されない場合は、別の要因が考えられます。以下に続く対処に従ってください。
    マスタサーバ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“SSL定義”で指定したSSL定義とスレーブサーバ側の“SSL定義”で指定したSSL定義の内容が一致していない可能性があります。
    マスタサーバ側、スレーブサーバ側のシステムログを参照しirep66000番台のメッセージが出力されていないか確認してください。出力されている場合はそのメッセージの対処に従ってください。SSLの設定については“ディレクトリサービス運用ガイド”の“SSL通信環境の構築”を参照してください。SSLの設定が完了したら、下記の順番で再起動してください。

    1. スレーブサーバ側リポジトリを再起動します。

    2. スレーブサーバ側リポジトリを再起動してもエラーとなる場合はマスタサーバ側リポジトリを再起動してください。

  • マスタサーバ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“ポート番号”とスレーブサーバで設定した“ポート番号”が一致していない可能性があります。
    ポート番号を確認してください。ポート番号の不一致があった場合は、以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。

    • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“スレーブサーバのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

  • ネットワーク管理者などに連絡のうえ、ネットワークの環境(例:hostsファイルの設定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバの指定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバ自体の設定)に誤りがある場合は、ネットワークの環境を見直し、再設定してください。

  • スレーブサーバ側のリポジトリが高負荷状態のため、タイムアウトが発生し、コネクションが切断された可能性があります。この場合、マスタサーバ側から再接続されますので対処は不要です。

  • マスタサーバとスレーブサーバ間で、無通信状態によりタイムアウトが発生しコネクションが切断された可能性があります。この場合、マスタサーバ側から再接続されますので対処は不要です。


上記以外のLDAPエラーコードの場合は、“98.1 LDAPエラーコード”を参照して、定義内容を見直し後、以下を参照して、スレーブサーバ側のリポジトリとレプリケーションを再構築してください。

  • “ディレクトリサービス運用ガイド”の“レプリケーション形態での運用監視とリポジトリの修復”-“データベース内のデータが壊れている場合”