可変情報
%s1:EJBアプリケーション名
%s2:EJBObject識別子
意味
クライアントアプリケーションから存在しないEJB objectに対してメソッドを実行しているため、メソッドの処理を中断しました。
以下に原因により、EJB objectが削除されている可能性があります。
本メッセージ発生直前にEXTP4401のメッセージが出力されている場合、クライアントアプリケーション実行中にIJServerを停止し、IJServerを再起動した可能性があります。
本メッセージ発生直前に同一EJBアプリケーションに対してIJServer21033のメッセージが出力されている場合、クライアントアプリケーション実行中にJavaVM上でメモリ不足が発生したためIJServerが終了し、その後にIJServerを再起動(または、ワークユニットの機能で異常終了したプロセスが自動的に再起動)した可能性があります。
本メッセージ発生直前にエラーが発生したIJServerに対してEXTP4657のメッセージが出力されている場合、クライアントアプリケーション実行中にワークユニットのアプリケーション最大処理時間を超過したためにIJServerが終了し、その後にIJServerを再起動(または、ワークユニットの機能で異常終了したプロセスを自動的に再起動)した可能性があります。
本メッセージ発生前に同一EJBアプリケーションに対してIJServer21104のメッセージが出力されている場合、STATEFUL Session Beanの無通信監視機能によりタイムアウトが発生してEJB objectが自動的に削除された可能性があります。
本メッセージ発生前に同一EJBアプリケーションに対してIJServer21096のメッセージが出力されている場合、EJBアプリケーションのメソッド実行中にシステム例外が発生してEJB objectが自動的に削除された可能性があります。
クライアントアプリケーションでEJB Home.removeメソッドを実行し、すでにEJB objectを削除している可能性があります。
クライアントアプリケーションでEJB object.removeメソッドを実行し、すでにEJB objectを削除している可能性があります。
システムの処理
クライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionを返却し、処理を継続します。
ユーザの対処
以下にそれぞれのエラー原因に対する対処を説明します。
本メッセージ発生直前にEXTP4401のメッセージが出力されている場合、クライアントアプリケーション実行中にIJServerを停止し、IJServerを再起動した可能性があります。
本メッセージ発生直前に同一EJBアプリケーションに対してIJServer21033のメッセージが出力されている場合、クライアントアプリケーション実行中にJavaVM上でメモリ不足が発生したためIJServerが終了し、その後にIJServerを再起動(または、ワークユニットの機能で異常終了したプロセスが自動的に再起動)した可能性があります。
本メッセージ発生直前にエラーが発生したIJServerに対してEXTP4657のメッセージが出力されている場合、クライアントアプリケーション実行中にワークユニットのアプリケーション最大処理時間を超過したためにIJServerが終了し、その後にIJServerを再起動(または、ワークユニットの機能で異常終了したプロセスを自動的に再起動)した可能性があります。
対処
本エラーが発生して、クライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionが返却された場合、クライアントアプリケーションではcreateメソッドを実行してEJB objectを再作成してから処理を継続するように処理する必要があります。
上記のように処理されている場合には対処は必要ありません。上記のように処理されていない場合には、クライアントアプリケーションを修正して、クライアントアプリケーションを再度実行してください。
本メッセージ発生前に同一EJBアプリケーションに対してIJServer21104のメッセージが出力されている場合、STATEFUL Session Beanの無通信監視機能によりタイムアウトが発生してEJB objectが自動的に削除された可能性があります。
対処
当該メッセージが出力される前に、“IJServer21104”のメッセージが出力されている場合、当該メッセージの可変情報として出力されているEJB object識別子と、“IJServer21104”のメッセージの可変情報として出力されているEJB object識別子が、一致していないか確認してください。
一致している場合、createメソッドで作成したEJB objectがSTATEFUL Session Beanの無通信監視機能によって削除されている可能性があります。以下のどちらかで対処してください。
Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [EJBアプリケーション] > [EJBアプリケーション名]において、“無通信監視時間”を確認してください。時間が短すぎる場合には変更して、IJServerを再起動してください。IJServerを再起動後にクライアントアプリケーションを再度実行してください。
本エラーが発生してクライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionが返却された場合、クライアントアプリケーションではcreateメソッドを実行してEJB objectを再作成してから処理を継続するように処理する必要があります。上記のように処理されている場合には対処は必要ありません。上記のように処理されていない場合には、クライアントアプリケーションを修正して、クライアントアプリケーションを再度実行してください。
本メッセージ発生前に同一EJBアプリケーションに対してIJServer21096のメッセージが出力されている場合、EJBアプリケーションのメソッド実行中にシステム例外が発生してEJB objectが自動的に削除された可能性があります。
対処
エラーが発生した前処理でシステム例外が発生したため、EJBコンテナにおいて処理の継続ができないと判断してEJB objectを削除しています。システム例外が発生した原因を取り除いてクライアントアプリケーションを再度実行してください。
クライアントアプリケーションでEJB Home.removeメソッドを実行し、すでにEJB objectを削除している場合
クライアントアプリケーションでEJB object.removeメソッドを実行し、すでにEJB objectを削除している場合
対処
以下のどちらかの対処を実施してください。
クライアントアプリケーションで不当にremoveメソッドを実行していないか確認して、不当に実行している場合にはクライアントアプリケーションを修正してからクライアントアプリケーションを再度実行してください。
異常時の後処理などでEJB objectが残存することを防ぐために、必ずremoveメソッドを実行しているようなアプリケーションの場合、removeメソッドが二重発行される場合があります。この場合にはエラーが発生しても問題ありませんので、処理を継続してください。