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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

72.6.28 IJServer21033

IJServer: ERROR: IJServer21033: Memory shortage occurred on JavaVM: NAME=%s1
IJServer: エラー: IJServer21033: JavaVM上でメモリ不足が発生しました: NAME=%s1

可変情報

%s1:IJServer名

意味

java.lang.OutOfMemoryErrorが発生しました。以下に考えられる原因を示します。

  • JavaVMのヒープメモリが不足しています。

  • 仮想メモリが不足しています。

システムの処理

  • IJServer起動時/IJServer停止時/EJBアプリケーションの呼出し時に当メッセージが出力された場合は、IJServerを終了します。

  • J2EEのHotDeploy機能使用時/配備モジュールの非活性化処理中、または活性化処理中に当メッセージが出力された場合は、配備モジュールの非活性化処理、及び活性化処理を中止します。

  • クラスのオートリロード機能使用時、リロード実行中に当メッセージが出力された場合は、リロードの実行を中止します。

ユーザの対処

以下にそれぞれの原因に対する対処を説明します。

  • JavaVMのヒープメモリが不足しています。

    対処
    Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [モニタ]画面にあるJavaVMの情報を確認して、アプリケーションが使用するメモリ量に対して最大ヒープサイズが小さくないか、確認してください。
    JavaVMのヒープメモリ量が不足している可能性があります。Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [モニタ]画面にあるJavaVMの情報を確認して、アプリケーションが使用するメモリ量に対して最大ヒープサイズが小さくないか、確認してください。
    JavaVMのメモリ量が小さい場合、以下のようにIJServerの多重度を上げるか、JavaVMのメモリ量を変更する必要があります。

    • IJServerの多重度を上げる方法
      Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [環境設定] > [ワークユニット設定]で、“プロセス多重度”を設定してください。
      詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

    • JavaVMのメモリ量を変更する方法
      Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [環境設定] > [ワークユニット設定]で、“JavaVMオプション”に以下を指定してください。
          -Xmx[最大メモリ量]m -XX:MaxPermSize=[Permメモリ量]m
      詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

    ヒープメモリに十分大きな値が設定されている場合、以下を確認してください。

    • Session Beanを呼び出す部分でremoveメソッドの発行忘れがないか

    • EJBアプリケーションで不当にメモリを獲得していないか

    • Entity Beanの初期起動インスタンス数に、不要に大きな値を設定していないか

    上記に該当する場合は、以下の対処を行った後、再度IJServerを起動してください。

    • クライアントアプリケーションまたはEJBアプリケーションを修正する

    • EJBアプリケーションの定義情報を修正する

    また、上記の対処を行った場合は、アプリケーションの変更および定義情報の変更を有効にするために、以下の対処をおこなってください。

    • IJServerの起動時、またはEJBアプリケーションの呼出し時に当メッセージが出力された場合は、再度IJServerを起動して下さい。

    • J2EEのHotDeploy機能使用時/配備モジュールの非活性化処理中、または活性化処理中に当メッセージが出力された場合は、モジュールの再活性処理を実行するか、IJServerの再起動を行って下さい。

    • クラスのオートリロード機能を使用しているとき、オートリロード実行中に当メッセージが出力された場合は、モジュールのリロード処理を実行するか、IJServerの再起動を行って下さい。

  • 仮想メモリが不足しています。

    対処
    OSの機能を使用して仮想メモリが不足していないか確認してください。不足している場合には、しばらくしてから再度処理を実行してください。
    本メッセージが頻繁に出力される場合は、“チューニングガイド”を参考に、Interstageを運用するために必要となるメモリ量を再見積りし、メモリが十分に用意されているか確認してください。
    Interstageの必要とするメモリ量に対して、メモリが十分に用意されている場合には、他のアプリケーションの使用メモリ量が不足していることが考えられます。同一マシン上で運用している他のアプリケーションについても再見積りを実施し、メモリ量が適当か調査してください。
    再見積りの結果、メモリ量が不足していることが確認された場合には、システム管理者に連絡してください。システム管理者は、メインメモリの増設またはページファイルの拡張を行ってください。

また、java.lang.OutOfMemoryError発生時の詳細な対応方法については“チューニングガイド”の“JDK/JREのチューニング”-“異常発生時の原因振り分け”-“java.lang.OutOfMemoryErrorがスローされた場合”を参照してください。