可変情報
%s1:ワークユニット名
%d1:プロセス通番
%d2:プロセスID
%s2:詳細メッセージ
%s3:業務システム名
意味
JavaVMのヒープ使用量が指定された警戒値を超えました。OutOfMemoryが発生する可能性があります。
[詳細メッセージ]
メッセージ | 警告の意味 (注1) | チューニング対象の資源 |
---|---|---|
OutOfMemoryError warning is occured because the Perm region is exhausted: TIME={0} SIZE={1} | Perm領域の使用量が急増しているため、OutOfMemoryが発生する危険性があります。 | Perm領域 |
It takes long time to do the garbage collections many times: TIME={0} AVERAGE={1}
| ガーベジコレクションに長い時間かかる状態が続いています。 なお、CPU負荷の高い状態が続いている場合に出力される可能性があります。 | ヒープ領域 |
Inefficent garbage collections are run with the short intervals: TIME={0} WEIGHT={1} | 非効率なガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。 | ヒープ領域 |
The garbage collections are run with the short intervals because of the lack of the memory: TIME={0} SIZE={1} | メモリ不足のため、ガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。 | ヒープ領域 |
There are possibilities of OutOfMemoryError because of the lack of the memory: TIME={0} SIZE={1} | メモリ不足のため、OutOfMemory発生する危険性があります。 | ヒープ領域 |
There are possibilities of OutOfMemoryError because of the lack of the Perm region: TIME={0} SIZE={1} | Perm領域不足のため、OutOfMemoryが発生する危険性があります。 | Perm領域 |
The garbage collections are run with the short intervals: TIME={0} INTERVAL={1} | ガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。 | ヒープ領域 |
System.gc() are run with the short intervals: TIME={0} INTERVAL={1} | System.gcが短い間隔で発生しています。 | ヒープ領域 |
ガーベジコレクションは、Full GCの情報を使用しています。
警告を回避するためには、警告発生時のヒープ領域またはPerm領域のサイズを大きくする必要があります。「SIZE」として通知している値は、そのための目安となる追加量です。
なお「SIZE」として通知している値は、あくまで目安です。実際に必要な追加量とは異なる場合がありますので、不足リソースの情報を元に、きちんとチューニングを実施してください。
システムの処理
アプリケーションの処理はこのまま続行します。
ユーザの対処
Interstage管理コンソールのモニタでJavaVMの性能情報を参照し、詳細メッセージに出力されている問題を解決するために必要なチューニングを実施してください。
チューニングの実施方法については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“予兆監視”を参照してください。
なお、ワークユニット起動時や一時的に負荷の高い状態の場合、本メッセージが出力される場合があります。この場合、Interstage管理コンソールのモニタ画面でJavaVMのヒープ情報およびJavaVMのPerm領域情報に問題がなければ、メッセージを無視してください。
何らかの要因でJavaアプリケーションの実行環境が変わった場合には、たとえ実行するJavaアプリケーション自体に変更がない場合であっても、Javaアプリケーション実行時におけるオブジェクトの使われ方(オブジェクトの生成や不要となるタイミングなど)が変化し、それに伴ってガーベジコレクション処理の発生状況も変化する場合があります。その結果、従来環境では出力されなかった本メッセージが、変更後の実行環境では出力されるようになることがあります。
そのためJavaアプリケーションを変更しない場合であっても、以下の例のような要因でJavaアプリケーションの実行環境を変更した場合には、Javaヒープに関する指定を、再度、チューニングする必要があります。
例
アプリケーションサーバーのバージョンを変更した場合。
JDK/JREのバージョンを変更した場合。
実行モードを32ビットから64ビットの環境へ変更した場合。
ハードウェアを変更した場合。
OSを変更した場合。