ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

69.11.64 EXTP4368

extp: WARNING: EXTP4368: JavaVM may have run out of memory: WU=%s1 PSN=%d1 PID=%d2 DETAIL=%s2 SYSTEM=%s3
extp: 警告
: EXTP4368: JavaVMでメモリ不足の危険性があります: WU=%s1 PSN=%d1 PID=%d2 DETAIL=%s2 SYSTEM=%s3

可変情報

%s1:ワークユニット名
%d1:プロセス通番
%d2:プロセスID
%s2:詳細メッセージ
%s3:業務システム名

意味

JavaVMのヒープ使用量が指定された警戒値を超えました。OutOfMemoryが発生する可能性があります。

[詳細メッセージ]

メッセージ

警告の意味  (注1

チューニング対象の資源

OutOfMemoryError warning is occured because the Perm region is exhausted: TIME={0} SIZE={1}

TIME: 発生時刻
SIZE: Perm領域の増加量(バイト単位)

Perm領域の使用量が急増しているため、OutOfMemoryが発生する危険性があります。

Perm領域

It takes long time to do the garbage collections many times: TIME={0} AVERAGE={1}


TIME: 発生時刻
AVERAGE: 過去3回の平均GC時間(ミリ秒単位)

ガーベジコレクションに長い時間かかる状態が続いています。

なお、CPU負荷の高い状態が続いている場合に出力される可能性があります。

ヒープ領域

Inefficent garbage collections are run with the short intervals: TIME={0} WEIGHT={1}

TIME: 発生時刻
WEIGHT: GC直前の旧世代の使用率(%単位)

非効率なガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。

ヒープ領域

The garbage collections are run with the short intervals because of the lack of the memory: TIME={0} SIZE={1}

TIME: 発生時刻
SIZE:ヒープ領域への追加量の目安(バイト単位)(注2

メモリ不足のため、ガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。

ヒープ領域

There are possibilities of OutOfMemoryError because of the lack of the memory: TIME={0} SIZE={1}

TIME: 発生時刻
SIZE: ヒープ領域への追加量の目安(バイト単位) (注2

メモリ不足のため、OutOfMemory発生する危険性があります。

ヒープ領域

There are possibilities of OutOfMemoryError because of the lack of the Perm region: TIME={0} SIZE={1}

TIME: 発生時刻
SIZE: Perm領域への追加量の目安(バイト単位)(注2

Perm領域不足のため、OutOfMemoryが発生する危険性があります。

Perm領域

The garbage collections are run with the short intervals: TIME={0} INTERVAL={1}

TIME: 発生時刻
INTERVAL: GCのインタバール時間(ミリ秒単位)

ガーベジコレクションが短い間隔で発生しています。

ヒープ領域

System.gc() are run with the short intervals: TIME={0} INTERVAL={1}

TIME: 発生時刻
INTERVAL: GCのインタバール時間(ミリ秒単位)

System.gcが短い間隔で発生しています。

ヒープ領域


注1)

ガーベジコレクションは、Full GCの情報を使用しています。

2

警告を回避するためには、警告発生時のヒープ領域またはPerm領域のサイズを大きくする必要があります。「SIZE」として通知している値は、そのための目安となる追加量です。
なお「SIZE」として通知している値は、あくまで目安です。実際に必要な追加量とは異なる場合がありますので、不足リソースの情報を元に、きちんとチューニングを実施してください。

システムの処理

アプリケーションの処理はこのまま続行します。

ユーザの対処

Interstage管理コンソールのモニタでJavaVMの性能情報を参照し、詳細メッセージに出力されている問題を解決するために必要なチューニングを実施してください。
チューニングの実施方法については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”の“予兆監視”を参照してください。

なお、ワークユニット起動時や一時的に負荷の高い状態の場合、本メッセージが出力される場合があります。この場合、Interstage管理コンソールのモニタ画面でJavaVMのヒープ情報およびJavaVMのPerm領域情報に問題がなければ、メッセージを無視してください。

何らかの要因でJavaアプリケーションの実行環境が変わった場合には、たとえ実行するJavaアプリケーション自体に変更がない場合であっても、Javaアプリケーション実行時におけるオブジェクトの使われ方(オブジェクトの生成や不要となるタイミングなど)が変化し、それに伴ってガーベジコレクション処理の発生状況も変化する場合があります。その結果、従来環境では出力されなかった本メッセージが、変更後の実行環境では出力されるようになることがあります。

そのためJavaアプリケーションを変更しない場合であっても、以下の例のような要因でJavaアプリケーションの実行環境を変更した場合には、Javaヒープに関する指定を、再度、チューニングする必要があります。

  • アプリケーションサーバーのバージョンを変更した場合。

  • JDK/JREのバージョンを変更した場合。

  • 実行モードを32ビットから64ビットの環境へ変更した場合。

  • ハードウェアを変更した場合。

  • OSを変更した場合。