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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express メッセージ集
FUJITSU Software

28.1 JAXWS0000番台のメッセージ

JAXWS0004: Unknown WS-Addressing header

[意味]

解析できないWS-Addressingのヘッダです。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

  • リクエストの送信先に誤りがないか確認してください。

  • 送信先で異常が起きていないかWebサービス提供者に問い合わせてください。

  • アプリケーションを確認し、利用しているAPIのパラメタや使用方法に誤りがある場合は修正してください。

JAXWS0041: HTTP transport error: {0}

[可変情報]

{0}:例外情報

[意味]

HTTPトランスポートでエラーが発生しました。

[原因]

以下の原因が考えられます。

  • 例外情報{0}に「doesn't have the corresponding URL」が含まれている場合
    クライアントアプリケーションのBindingProvider.ENDPOINT_ADDRESS_PROPERTYに指定された値からは、正しいURLが生成できません。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

  • 例外情報{0}に「doesn't have the corresponding URL」が含まれている場合
    クライアントアプリケーションのBindingProvider.ENDPOINT_ADDRESS_PROPERTYの値を見直してください。

  • 例外情報{0}に上記以外の内容が出力された場合
    クライアント側で例外情報{0}を参照し、原因を取り除いてください。

JAXWS0044: request requires HTTP authentication: {0}

[可変情報]

{0}:サーバから返却されたエラー情報

[意味]

認証に失敗しました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

アプリケーションで正しい認証情報を設定してから再度実行してください。

JAXWS0045: HTTP Status-Code 404: Not Found - {0}

[可変情報]

{0}:サーバから返却されたエラー情報

[意味]

要求されたURLが見つかりません。

[原因]

以下の原因が考えられます。

  1. アクセスするURLが間違っています。

  2. アクセス先のWebサービスのURLが変更されました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

  1. アプリケーションに正しいURLを設定して再度実行してください。

  2. 変更先のWebサービスの公開WSDLを指定して再度ijwsimportコマンドを実行し、Webサービスのスタブを作成し直してください。

JAXWS0046: The server sent HTTP status code {0}: {1}

[可変情報]

{0}:HTTPステータスコード
{1}:サーバから返却されたエラー情報

[意味]

サーバがエラーを返却しました。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

可変情報に出力されたHTTPステータスコードの意味とサーバから返却されたエラー情報を確認し、原因を取り除いてから再度実行してください。

JAXWS0047: {0} is not a valid port. Valid ports are: {1}

[可変情報]

{0}:javax.xml.ws.ServiceクラスのcreateDispatch()、getPort()メソッドの第1引数指定された値
{1}:WSDLファイルに存在しているポートのQNameのリスト

[意味]

ポート名{0}が間違っています。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

可変情報{0}の指定値を見直し、WSDLに存在するポートのQNameを指定してください。

JAXWS0049: "{0}" is not a valid service. Valid services are: "{1}"

[可変情報]

{0}:deployment descriptorの<service-qname>要素、またはjavax.xml.ws.Serviceクラスのcreate(java.net.URL,javax.xml.namespace.QName)メソッドの第2引数に指定された値
{1}:WSDLファイルに存在しているサービスのQName

[意味]

サービス名が間違っています。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

可変情報{0}に該当する要素またはメソッドの指定値を見直し、WSDLに存在するサービスのQNameを指定してください。

JAXWS0050: null is not a valid service

[意味]

サービスの名前がありません。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の原因が考えられます。

  • webservices.xml、web.xml、application-client.xml、ejb-jar.xml内の<service-ref>タグ配下に<wsdl-file>タグがある場合に、同じ<service-ref>タグ配下に<service-qname>要素が存在していません。

  • サービスのQNameを引数にとるJAX-WSのAPI呼び出し時にnullが引数として渡されました。

アプリケーションを修正して該当する原因を取り除き、再度実行してください。

JAXWS0055: Invalid WSDL {0}, expected {http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/}definitions found {1} at (line{2})

[可変情報]

{0}: アクセスしようとしたWSDL
{1}: パースしたXMLのルート要素のQName
{2}: XMLプロセッサのカーソル位置

[意味]

可変情報{0}に示すWSDLは不正なWSDL、またはWSDLではない可能性があります。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

可変情報{0}に示すWSDLが正しいか見直してください。

JAXWS0056: Undefined binding: {0}

[可変情報]

{0}:binding Qname

[意味]

WSDLに可変情報に該当するbindingが未定義です。

[ユーザの対処]

  • 指定したWSDLは意図したWSDLかどうか確認してください。

  • 可変情報に該当するbindingをWSDLに定義してください。

JAXWS0057: Undefined port type: {0}

[可変情報]

{0}:portType Qname

[意味]

WSDLに可変情報に該当するportTypeは未定義です。

[ユーザの対処]

  • 指定したWSDLは意図したWSDLかどうか確認してください。

  • 可変情報に該当するportTypeをWSDLに定義してください。

JAXWS0066: Failed to access the WSDL at: {0}. It failed with:
{1}.

[可変情報]

{0}:アクセスしようとしたWSDLへのURL
{1}:詳細情報

[意味]

WSDLにアクセスできませんでした。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

  • 可変情報{0}に示すURLで正しくWSDLが提供されているか確認し、URLまたはWSDL提供元の環境を見直し、再度実行してください。

  • 可変情報{0}に示すURLにアクセスできるようネットワークの構成を見直し、再度実行してください。

  • 可変情報{0}に示すWSDLがローカルファイルの場合、ファイルやディレクトリのアクセス権を見直し、再度実行してください。

SSLを使用している場合は、主に以下の原因が考えられます。

  • キーストアが設定されていません。

  • キーストアにアクセスできません。

  • 証明書環境に必要な証明書が登録されていません。

  • サーバのサイト証明書の内容と指定されたURLが一致しません。

  • 証明書の内容に不備があります。

SSLのクライアント認証を行う場合は、主に以下の原因が考えられます。

  • サーバへクライアント証明書を送信していません。

  • サーバへ解析できないクライアント証明書を送信した可能性があります。

詳細情報{1}を参照してエラーの発生原因を取り除き、再度実行してください。

JAXWS0067: WSDL {0} contains no service definition.

[可変情報]

{0}:WSDLファイルの場所

[意味]

可変情報に該当するWSDLにservice要素が未定義です。

[ユーザの対処]

  • 指定したWSDLは意図したWSDLかどうか確認してください。

  • 可変情報にあるservice要素をWSDLに定義してください。

JAXWS0070: The value for the parameter "com.sun.xml.ws.transport.http.client.streaming.chunk.size" must be an Integer object.

[意味]

com.sun.xml.ws.transport.http.client.streaming.chunk.sizeの値にはIntegerオブジェクトをセットする必要があります。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

com.sun.xml.ws.transport.http.client.streaming.chunk.sizeの値にはIntegerオブジェクトをセットしてください。

JAXWS0080: SOAP/HTTP Binding in {0} is not allowed with a null invocation argument. Must be: {1}

[可変情報]

{0}:"MESSAGE"
{1}:"PAYLOAD""

[意味]

javax.xml.ws.DispatchにおいてService.Mode.Messageモードでnull値が指定されました。

[ユーザの対処]

  • null値を指定する必要がある場合はService.Mode.PAYLOADモードに修正してください。

  • null値を指定する必要がない場合は、プログラムの見直しを行ってください。

JAXWS0082: No response returned.

[意味]

レスポンスを受け取ることができません。
以下の原因が考えられます。

  • @javax.jws.Onewayアノテーションを宣言したメソッドが、javax.xml.ws.Dispatch<T>インタフェースのinvoke()メソッドで呼び出されています。

  • Webサービスの結果がWS-Addressingヘッダーの<ReplyTo>、または<FaultTo>に指定した非匿名のURIに返信されたため、レスポンスを受け取ることができません。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

以下の対処を行ってください。

  • @javax.jws.Onewayアノテーションを宣言したメソッドには、javax.xml.ws.Dispatch<T>インタフェースのinvokeOneWay()メソッドで呼び出してください。

  • WS-Addressingヘッダーの<ReplyTo>、または<FaultTo>に非匿名のURIを指定したリクエストには、javax.xml.ws.Dispatch<T>インタフェースのinvokeOneWay()メソッドで呼び出してください。

JAXWS0086: Can not create Dispatch<DataSource> with {0}. Must be: {1}

[可変情報]

{0}:"SOAP/HTTP"
{1}:"http://www.w3.org/2004/08/wsdl/http"

[意味]

javax.xml.ws.Dispatch<javax.activation.DataSource>の作成に失敗しました。

[ユーザの対処]

  • javax.xml.transformSourceなどjavax.activation.DataSource以外のクラスでjavax.xml.ws.Dispatchを作成してください。

  • javax.xml.ws.Dispatch<javax.activation.DataSource>の作成は、XML/HTTP binding でかつService.Mode.MESSAGEに修正してください。

JAXWS0095: WSDLPort {0} already exists. Can not create a port of the same QName.

[可変情報]

{0}: javax.xml.ws.ServiceクラスのaddPort(javax.xml.namespace.QName portName,String bindingId,String endpointAddress)メソッドの第1引数に指定された値

[意味]

可変情報{0}はWSDLに定義済みです。同じQNameのポートは作成することができません。

[システムの処理]

処理を中断します。

[ユーザの対処]

メソッドの指定値を見直し、WSDLに存在するポートと異なるQNameを指定してください。