レプリケーション運用中にスレーブサーバを削除する手順を説明します。
■マスタサーバのリポジトリの設定変更
マスタサーバのリポジトリから、スレーブサーバのリポジトリの情報を削除します。
レプリケーションのマスタサーバであるマシンに接続し、マスタ運用のリポジトリを停止します。
リポジトリの環境定義をファイル(リポジトリ環境定義ファイル) に出力します。
irepconfig print -R リポジトリ名 -o リポジトリ環境定義ファイル
手順2で作成したリポジトリ環境定義ファイルから、対象のスレーブサーバを示す「slave_info(レプリケーション先ホスト情報)」項目の行を削除します。
例
マスタサーバの設定でスレーブサーバの情報(slave_host2)を削除する場合の、リポジトリ環境定義ファイルの定義例 (レプリケーション運用の定義以外は省略しています)
変更前
# Replication Settings operation_mode: master
slave_info: host=slave_host1 port=389 use_ssl=no binddn="cn=manager" bindpasswd_file= "** Specify the file if you change the password **"(*)
slave_info: host=slave_host2 port=389 use_ssl=no binddn="cn=manager" bindpasswd_file= "** Specify the file if you change the password **"(*)
(*)改行を入れないで1行で入力します。
変更後
# Replication Settings operation_mode: master
slave_info: host=slave_host1 port=389 use_ssl=no binddn="cn=manager" bindpasswd_file= "** Specify the file if you change the password **"(*)
(*)改行を入れないで1行で入力します。
リポジトリの環境定義を変更します。
irepconfig modify -R リポジトリ名 -f リポジトリ環境定義ファイル
レプリケーションのマスタサーバであるマシンに接続し、マスタ運用のリポジトリを停止します。
停止したリポジトリの[環境設定]画面で、[詳細設定 [表示]]をクリックします。
[レプリケーション先ホスト一覧]で、削除するスレーブ運用のリポジトリにチェックを入れ、[削除]ボタンをクリックします。
■スレーブサーバのリポジトリの削除
スレーブサーバのリポジトリを削除します。
スレーブサーバであるマシンに接続し、スレーブ運用のリポジトリを停止します。
停止したスレーブ運用のリポジトリを削除します。
■マスタサーバのリポジトリの起動
マスタサーバのリポジトリを起動します。
レプリケーションのマスタサーバであるマシンに接続し、マスタ運用のリポジトリを起動します。