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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

Enterprise Edition6.1 データベース共用

データベース共用環境の作成方法を説明します。なお、データベース共用機能は、リポジトリのデータベースにRDBを使用する場合にだけ利用できます。ただし、Symfoware Server Lite Editionを使用している環境では、本機能を利用できません。

ここでは、データベース、およびデータベースを共用する1台目のマシンのリポジトリは、事前に構築されているものとして説明します。データベース、および1台目のマシンのリポジトリを作成していない場合は、“環境構築の流れ”の“データベース共用形で運用する”の手順に従って作成してください。

データベースを共用する2台目以降のマシンのリポジトリは、バックアップ・リストア機能を使用して作成します(Interstage管理コンソールからは、データベースを共用する2台目以降のリポジトリは作成できません)。

  

ポイント

  • 1つのデータベース(RDB)に割り当てられるリポジトリの数は、1リポジトリ当たりの負荷とデータベース環境のマシンスペックに依存します。
      

  • データベースにSymfoware Serverを使用する場合は、Symfoware Serverをインストールするマシンのホスト名に注意してください。データベースを共用するすべてのリポジトリで、名前を解決できるホスト名にする必要があります。
      

  • OS、またはデータベース管理システムで管理されるアカウントのパスワードを変更した場合は、データベースを共用するすべてのリポジトリで、データベース接続パスワードを再設定してください。
      

  • データべースを共用するリポジトリのプラットホームは、すべて同一のOSで統一してください。

  • データべースを共用するすべてのマシンで、Interstageを同じ位置にインストールしてください。

  • データベースを共用するすべてのマシンで、Interstageを同一のバージョンで構成してください。

  • 同一マシン内の複数のリポジトリで、データベースを共用することはできません。

クラスタ環境でデータベース共用を使用する場合は、“高信頼性システム運用ガイド”の“クラスタサービス機能”-“スタンドアロンサーバの環境設定”-“Interstageの環境設定”-“各サービスの環境設定”-“Interstage ディレクトリサービスを使用する場合”-“リポジトリの作成手順(スタンドアロン運用の場合(RDBを使用する場合))”を参照してください。