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Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド
FUJITSU Software

Enterprise Edition3.1.5 Symfoware Server Lite Editionセットアップ

Symfoware Server Lite Editionのセットアップ作業手順を示します。

注意

Symfoware Server Lite Editionで必要なディスク容量の目安は、リポジトリに登録するエントリ数が1万件の場合に約5Gバイトです。

Symfoware Server Lite Editionは自動的にディスク容量の拡張を行うため、ディスク容量の空きに注意してください。

Enterprise Edition3.1.5.1 RDBシステムのセットアップ

Interstage ディレクトリサービスで使用するRDBシステムをセットアップします。以下の条件を満たすように作成してください。

RDBシステムの作成の詳細は、Symfoware Server Lite Editionのマニュアル“データベース簡単運用ガイド”の“インストールとセットアップ”を参照してください。

  

Enterprise Edition3.1.5.2 RDBシステムの起動

3.1.5.1 RDBシステムのセットアップ”で作成したRDBシステムを起動します。

RDBシステムの起動の詳細は、Symfoware Server Lite Editionのマニュアル“データベース簡単運用ガイド”の“RDBシステムの起動と停止”を参照してください。

  

Enterprise Edition3.1.5.3 リポジトリ用データベース接続ユーザの登録

Interstage ディレクトリサービスがSymfoware Server Lite Editionにアクセスする利用者を、リポジトリ用データベース接続ユーザといいます。システム管理者アカウント(Windows(R)の場合は「Administrator」)とは別のユーザアカウントを使用することをお勧めします。

リポジトリ用データベース接続ユーザがデータベースにアクセスできるようにするためには、OSに対して、そのユーザアカウントを登録する必要があります。リポジトリ用データベース接続ユーザ名(スキーマ名)に使える文字は、先頭が英字で始まる半角英数字です。30文字以内で指定してください。
ユーザアカウントの登録方法は、OSのドキュメントを参照してください。

  

Enterprise Edition3.1.5.4 データベースの作成

  1. データベースの設計

    データベース設計には、表の設計、属性の設計、および格納構造の設計があります。表、属性、および格納構造は、リポジトリに対して適切なものに設計されており、リポジトリデータ格納用テーブル作成コマンドで、定義・設定します。リポジトリデータ格納用テーブル作成コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“irepconfig”-“mktblサブコマンド”を参照してください。

  2. Symfoware Server Lite Editionを運用するマシンへのログイン

    データベースの構築は、リポジトリ用データベース接続ユーザで実施する必要があります。

    3.1.5.3 リポジトリ用データベース接続ユーザの登録”で登録したOSアカウントでログインします。システム管理者アカウント(Windows(R)の場合は「Administrator」)でデータベースに接続する運用の場合は、システム管理者アカウントでログインします。


    ログインは、Symfoware Server Lite Editionを運用するマシンのコンソール、またはコンソールセッションに接続したリモートデスクトップから行ってください。

  3. データベース名の定義/登録

    コマンドまたはWebDBtoolsを使用して、以下のSQLを実行します。

    • データベース名「DSDB」を定義するとき

      CREATE DATABASE DSDB

    データベース名を定義/登録する際の、データベース名には、任意の名前を先頭が英字で始まる半角英数字8文字以内で指定してください。異常時に備えてバックアップ・リストアできるように、ノートなどにデータベース名を記録して保存してください。

  4. リポジトリデータ格納用テーブルの作成

    コマンド「irepconfig」を実行してテーブルを作成します。

    コマンドの実行方法を説明します。

    1. irepconfigのencryptサブコマンドを使って、データベース接続ユーザのパスワードファイルを用意します。

      irepconfigコマンドのencryptサブコマンドで指定したファイル(パスワードファイル)に、パスワードが暗号化されて出力されます。

      irepconfig encrypt -o C:\myfolder\mypasswdfile
      Password: (注)
      Retype: (注)

      irepconfig encrypt -o /export/home/mydir/mypasswdfile
      Password: (注)
      Retype: (注)

      注)パスワード入力を求めるプロンプトが表示されます。

        

    2. リポジトリデータ格納用テーブルを作成するための情報を、テーブル作成環境定義ファイルに記述します。データベース接続ユーザのパスワードファイル項目には、手順aで出力されたファイルの絶対パスを指定します。

      テーブル作成環境定義ファイルおよび記述する情報については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“テーブル作成環境定義ファイル”を参照してください。

        

    3. irepconfigコマンドのmktblサブコマンドを使用して、リポジトリデータ格納用テーブルを作成します。

      テーブル作成環境定義ファイルには、手順bで作成したファイルを指定します。

      irepconfig mktbl -f C:\myfolder\mktbl_symfoLE.conf

      irepconfig mktbl -f /export/home/mydir/mktbl_symfoLE.conf

      コマンドの実行結果は、テーブル作成ログファイルに出力されます。ログは、Symfoware Server Lite Editionをインストールしたときの文字コード系で出力されます。

      実行に失敗した場合は、Symfoware Serverのメッセージ集を参照して、エラー要因を取り除いてください。エラー対処後は、データベースの作成を最初からやり直してください。

  

Enterprise Edition3.1.5.5 データベースの削除

テーブルの作成中にエラーが発生した場合は、Symfoware Server Lite EditionのWebDBtoolsを使用してデータベースを削除してください。WebDBtoolsの使用方法は、Symfoware ServerLite Editionのマニュアル“データベース簡単運用ガイド”を参照してください。