Interstage ディレクトリサービスは、サーバ~クライアント間のアクセスプロトコルとしてLDAP V3を使用します。クライアントは、LDAP V3を利用してディレクトリ内の情報を参照/更新できます。
以下にInterstage ディレクトリサービスが提供するサービスを示します。詳細は、“第8章 アプリケーションの作成(JNDI)”、または“第9章 アプリケーションの作成(C API)”を参照してください。
通常、ディレクトリサーバにアクセスする場合は、自分のDNとパスワード情報を交換し、認証する必要があります。アノニマス(匿名ユーザ)でアクセスする場合は、認証操作を行う必要はありません。この場合、ディレクトリサーバ側ではアノニマスでアクセスしたものと判断します。
ディレクトリサーバとの操作を終える場合、解放操作を行う必要があります。
ディレクトリサーバ内に格納されている情報を参照したい場合、検索操作によって行うことができます。
パスワードが正しいかどうかなど、ディレクトリサーバ内の情報と比較します。検索とは異なり、実際の情報は表示されません。また、エントリが指定された属性値を持っていない場合と、指定された属性型自体を持っていない場合との区別ができます。
ディレクトリサーバ内に情報を追加したい場合、追加操作によって行うことができます。
ディレクトリサーバ内に格納されている情報を削除したい場合、削除操作によって行うことができます。
ディレクトリサーバ内に格納されている情報を更新したい場合、更新操作によって行うことができます。
対象エントリのDN、新しいRDN、古いRDNの属性値を削除するかどうかのフラグを指定して、識別名を変更します。新しい直接上位エントリのDNを指定して、エントリ(およびサブツリー)を移動することもできます。
ディレクトリサーバ内の情報を検索中、検索を中止したい場合は、放棄操作によって検索を中止することができます。