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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

6.8.4 IIOPサービスの定義項目

定義項目

項目名

省略値

範囲

説明

再起動要否

(※)

IIOPサービスの定義

IIOPクライアント認証

false

  • true

  • false

trueを指定すると認証情報がない要求を受け付けず、クライアントに送信するIORにauthentication-requiredフラグを設定します。

IIOPサービスのORB定義

スレッドプールID

  

文字列

デフォルトスレッドプールのスレッドプールIDを指定します。
「thread-pool-1」を指定してください。

最大メッセージ分割サイズ

1024

128~2147483647

IIOPメッセージの最大フラグメントサイズを設定します。(注1)

総接続数

1024

0~2147483647

IIOP通信の最大同時接続数を指定します。

ORBの追加プロパティ

  

プロパティ名

  • ISJEELogIiopAccessRotationsize

  • ISJEELogIiopAccessRotationcount

  • ISJEELogIiopAccessMode

プロパティ値

  • ISJEELogIiopAccessRotationsizeの場合
    1~2000(MB)

  • ISJEELogIiopAccessRotationcountの場合
    1~999

  • ISJEELogIiopAccessModeの場合

    • access

    • trace

    • none

IIOPアクセスログの出力設定を指定します。
プロパティの詳細については、「4.22.4 IIOPアクセスログ」および「4.22.6 ログファイルのローテーション」の「■IIOPアクセスログの場合」を参照してください。

IIOPリスナーの定義

IIOPリスナー名

  

  • orb-listener-1

  • SSL

  • SSL_MUTUALAUTH

リスナーを特定する名前を指定します。

ネットワークアドレス

  

文字列

サーバで有効なホスト名、IPアドレスまたは「0.0.0.0」を指定します。
サーバで有効なすべてのネットワークアドレスを使用する場合は、「0.0.0.0」を指定してください。

「0.0.0.0」を指定した場合、サーバアプリケーションとのIIOP通信時に、サーバホストのIPアドレスが使用されます。

リスナーポート

  • Interstage Java EE DASサービス

    • orb-listner-1
      23600

    • SSL
      23601

    • SSL_MUTUALAUTH
      23602

  • IJServerクラスタ配下のサーバーインスタンス
    以下のシステムプロパティのデフォルト値

    • IIOP_LISTENER_PORT

    • IIOP_SSL_LISTENER_PORT

    • IIOP_SSL_MUTUALAUTH_PORT

1~65535

リスナーが待機するポート番号を入力します。


一般ユーザでJava EEアプリケーションを運用する場合、1~1024のポートを使用することはできません。

注意

IJServerクラスタ配下のサーバーインスタンスのポート番号はシステムプロパティとして定義されています。
IJServerクラスタ配下のサーバーインスタンスのポート番号を変更する場合は、本項目を更新せず、システムプロパティの値を変更してください。
システムプロパティの詳細については、「6.8.1 定義時に利用できるプロパティ」を参照してください。

リスナー

true

  • true

  • false

リスナーを有効にするか指定します。

※:IJServerクラスタの再起動が必要かどうかを示しています。
    ○:再起動必要、×:再起動不要

注1)

1024byteより小さい値は設定しないでください。最大メッセージ分割サイズを1024byteより小さくした場合、サーバ側で必要なスレッド数が見積もり数を超過してしまう可能性があります。
また、設定可能な値は、Interstage Java EE管理コンソールとasadminコマンドで異なります。

  • Interstage Java EE管理コンソールの場合
    1024/2048/4096/8192/16384/32768から選択できます。

  • asadminコマンドの場合
    128~2147483647の範囲で任意に指定できます。

関連情報

詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。

内容

参照先

機能説明

2.12 ORB(Object Request Broker)/RMI-IIOP

チューニング方法

「チューニングガイド」-「Java EE機能のチューニング」-「ORBのチューニング」

コマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド
  getサブコマンド
  setサブコマンド
  listサブコマンド

asadminコマンドでの定義項目名

configs.config.iiop-serviceの定義項目