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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

6.7.7 物理格納先の生成または更新に関するプロパティ

プロパティ

構成情報

設定値

省略値

コマンドでの設定
(値の範囲)

imqbrokerd

imqcmd

consumerFlowLimit

物理格納先にメッセージが蓄積されている場合、本プロパティで設定したメッセージ数を一単位としてメッセージの受信処理を行うコンシューマに、蓄積されたメッセージがなくなるまで配信します。
「-1」を指定した場合、コンシューマに配信可能なメッセージの数は無制限となります。

メッセージの有効期限を設定して運用を行う場合には、本値に小さい値を設定することを推奨します。

整数値

1000

×


(-1~2147483647)

maxBytesPerMsg

物理格納先で許容される単一のメッセージの最大サイズ(単位:バイト/キロバイト/メガバイト(注1))を指定します。
「-1」を指定した場合、許容される単一のメッセージの最大サイズは無制限となります。

メッセージが指定値を超える場合、プロデューサに例外通知されます。ただし、持続性のないメッセージの場合は通知されません。

本プロパティは、limitBehaviorプロパティを「REJECT_NEWEST」に設定した場合にだけ有効となります。

整数値

-1

×


(-1~2147483647)

maxTotalMsgBytes

物理格納先に許容されるメッセージの最大合計サイズ(単位:バイト/キロバイト/メガバイト(注1))を指定します。
「-1」を指定した場合、許容されるメッセージの最大合計サイズは無制限となります。

整数値

-1

×


(-1~2147483647)

limitBehavior

以下が制限値に達した場合のメッセージブローカの応答方法を指定します。

  • maxTotalMsgBytes

  • maxBytesPerMsg

  • maxNumMsgs

以下のいずれかを選択します。

  • FLOW_CONTROL
    メッセージが物理格納先に蓄積可能になるまでメッセージの蓄積処理を待機させます。(注2)

  • REMOVE_OLDEST
    最も古いメッセージを破棄します。
    プロデューサには通知しません。

  • REMOVE_LOW_PRIORITY
    最も優先度の低いメッセージを破棄します。
    プロデューサには通知しません。

  • REJECT_NEWEST
    新しいメッセージを拒否します。
    不揮発メッセージの場合だけ、プロデューサに例外を通知します。

  • FLOW_CONTROL

  • REMOVE_OLDEST

  • REMOVE_LOW_PRIORITY

  • REJECT_NEWEST

REJECT_NEWEST

×

maxNumActiveConsumers

物理格納先タイプがQueueである物理格納先に対してだけ有効な設定です。

物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数は無制限となります。

整数値

-1

×


(-1, 1~2147483647)

maxNumBackupConsumers

物理格納先タイプがQueueである物理格納先に対してだけ有効な設定です。

物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数は無制限となります。

整数値

0

×


(-1~2147483647)

maxNumMsgs

物理格納先で許容される蓄積メッセージ数の最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、許容される蓄積メッセージ数の最大数は無制限となります。

整数値

-1

×


(-1~2147483647)

maxNumProducers

物理格納先に接続できるプロデューサの最大数を指定します。
「-1」を指定した場合、接続できるプロデューサの最大数は無制限となります。

整数値

100

×


(-1, 1~2147483647)

useDMQ

物理格納先が制限値などによりメッセージを破棄する場合に、デッドメッセージキューに退避するか、メッセージを破棄するかを指定します。
「false」の場合は、メッセージを破棄します。

本プロパティは、limitBehaviorプロパティを「REMOVE_OLDEST」または「REMOVE_LOW_PRIORITY」に設定した場合にだけ有効となります。

  • true

  • false

true

×

○:設定可能    ×:設定不可

1)

単位は、数値の後ろに、以下の半角英字を付加して指定します(省略時:バイト)。

  • 単位がバイトの場合:b
    例)100b

  • 単位がキロバイト(1024バイト)の場合:k
    例)100k

  • 単位がメガバイト(1024×1024バイト)の場合:m
    例)100m

注2)

待機状態が解除されるまで、プロデューサに処理は復帰しません。