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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

6.6.6 コネクタ接続プールの定義項目

定義項目

項目名

省略値

範囲

説明

再起動要否

(※)

接続プール名

  

  • 半角英数字、または特殊文字('-'、'_'、'.'、'/'、';')

  • 先頭には、半角英数字または‘_’のみ指定可能

  • 1~255文字の文字列

コネクタ接続プールの名前です。

リソースアダプタ名

  

文字列

関連付けされたリソースアダプタの名前です。

接続定義名

  

文字列

接続ファクトリのインタフェース名です。

説明

  

文字列

コネクタ接続プールの説明文です。

追加プロパティ

  

■プロパティ名:

  • 半角英数字、マルチバイト文字、または特殊文字(‘-’、‘_’、‘.’、‘/’、‘;’、‘#’)

  • 先頭には、半角英数字またはマルチバイト文字が指定可能

■プロパティ値:

  • 文字列

  

プール内の接続数

初期および最小プールサイズ

8

0~2147483647
(最大プールサイズ以下)

プール内の接続の最小数を指定します。この値は、プールを最初に作成する時のプールに含まれる接続数としても使用されます。

×

最大プールサイズ

32

1~2147483647
(初期および最小プールサイズ以上、かつプールサイズ変更量以上)

プールに含まれる接続の最大数を指定します。プール数が最大プールサイズに達し、すべての接続が使用中の場合、接続要求はキューに格納されます。使用中の接続が解放されると、キューにたまった要求が取り出されて処理が実行されます。

×

プールサイズ変更量

2

1~2147483647
(最大プールサイズ以下)

プールのサイズを最大プールサイズおよび最小プールサイズに対して拡大および縮小すると、一括処理でプールサイズが変更されます。ただし、プールサイズ変更時には最大プールサイズまで拡大し、最小プールサイズまで縮小するように変更します。
この値は一括処理での接続の数を指定します。この値を過大に設定すると接続の作成と再利用が遅れ、過小に設定すると効率が落ちます。

×

アイドルタイムアウト

300

0~2147483647

プールで接続がアイドル状態のままでいられる最長時間(秒)を指定します。この時間を過ぎると、接続はプールから削除されます。0が指定された場合、接続はアイドルタイムアウトによって、プールから削除されることはありません。


(注1)

最大待ち時間

60000

0~2147483647

接続を要求するアプリケーションが接続タイムアウトになるまでに待つ時間(ミリ秒)を指定します。0が指定された場合、接続タイムアウトは発生しません。

×

接続検証

接続検証

  

  • true

  • false

接続検証を有効にします。

×
(注2)

すべての障害で

false

  • true

  • false

この設定を有効にした場合、1つの接続障害を検出すると、アプリケーションサーバはプールに含まれるすべての接続を閉じ、初期および最小プールサイズで指定した数だけ接続を再確立します。この際、クローズされた接続は接続検証に失敗した接続としてみなされます。
無効の場合は、クライアントからの接続要求の契機でプールから取り出した接続に対して接続検証を行い、検証に失敗した接続のみを破棄します。

×

トランザクション管理

トランザクションサポート

  

  • XATransaction

  • LocalTransaction

  • NoTransaction

ra.xmlに記載されたトランザクションサポートレベルを、指定したより低いレベルへ上書きします。


(3)

コネクタのセキュリティ

セキュリティーマップ名

  • 半角英数字、または特殊文字('-'、'_'、'.'、'/'、';')

  • 先頭には、半角英数字または‘_’のみ指定可能

  • 1~512文字の文字列

特定のセキュリティーマップの参照に使用する名前です。

Principal(主体)

  

文字列

適切なバックエンド主体にマッピングされるアプリケーションの呼び出し側ユーザー名です。

ユーザーグループ

  

文字列

適切なバックエンド主体にマッピングされるアプリケーションの呼び出し側グループ名です。

ユーザー名

  

文字列

バックエンド主体のユーザー名です。EISのユーザー名に該当します。

パスワード

  

文字列

バックエンド主体のパスワードです。EISユーザーのパスワードに該当します。

※:IJServerクラスタの再起動が必要かどうかを示しています。
    ○:再起動必要、×:再起動不要

注1)

アプリケーションからの初回アクセス時の設定値が有効になります。

2)

アプリケーションクライアントコンテナおよびJava SEスタンドアロンアプリケーションでコネクタ接続プールを使用する場合、クライアント実行時の接続先であるInterstage Java EE DASサービスまたはIJServerクラスタの接続検証の設定変更後に再起動が必要です。これは、クライアントのプロセスで作成されるコネクタ接続プールがInterstage Java EE DASサービスまたはIJServerクラスタの定義項目の値を使用するためです。

3)

運用中に定義を変更すると、プールに含まれるすべての接続が削除されます。

関連情報

詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。

内容

参照先

機能説明

2.20 コネクタの提供機能

チューニング方法

「チューニングガイド」-「コネクタのチューニング」

コマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド
  getサブコマンド
  setサブコマンド
  listサブコマンド
  create-connector-connection-poolサブコマンド
  delete-connector-connection-poolサブコマンド
  list-connector-connection-poolsサブコマンド
  create-connector-security-mapサブコマンド
  delete-connector-security-mapサブコマンド
  update-connector-security-mapサブコマンド
  list-connector-security-mapsサブコマンド

asadminコマンドでの定義項目名

resources.connector-connection-poolの定義項目