セキュリティポリシが定義および適用されている範囲のことです。実際には、レルムとはサーバがユーザおよびグループの情報を格納するリポジトリです。
本製品では、以下のレルムを使用できます。
fileレルム
レルムに登録されたユーザ資格をキーファイルとして管理します。fileレルムへのユーザ登録や設定については、「5.3.6 fileレルムの設定」を参照してください。
ldapレルム
Interstageディレクトリサービスからユーザ資格を取得します。ldapレルムのユーザおよびグループの管理については、「5.3.5 ldapレルムの設定」を参照してください。
注意
ldapレルムは、Interstageディレクトリサービスへの接続のみをサポートします。
OSレルムのユーザアプリケーションでの使用は未サポートです。
本製品では、あらかじめレルムが用意されており、「file」「admin-realm」が登録されています。
「file」は、デフォルトレルムに設定されておりfileレルムとして運用が可能です。「admin-realm」は、Interstage Java EE管理コンソールまたはasadminコマンドを実行するユーザを管理するためのレルムです。
初期登録以外のレルムを使用する場合は、Interstage Java EE管理コンソールまたはasadminコマンドのサブコマンドを使用して新たに作成してください。サブコマンドの詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「サブコマンド-カテゴリ: セキュリティ」を参照してください。