サーバーログ/Java VMログ/HTTPアクセスログ/IIOPアクセスログ/HTTPトレースログ
Java EEでは、以下のログを提供しています。
これらログに出力された情報は、トラブル発生時の調査に役立てることができます。
サーバーログ
Java VMログ
HTTPアクセスログ
FJVMログ
FJVMログの詳細は、「チューニングガイド」の「JDK/JREのチューニング」の「FJVMログ」を参照してください。
IIOPアクセスログ
HTTPトレースログ
サーバーログ
HTTPアクセスログ
IIOPアクセスログ
HTTPトレースログ
サーバーログ
Interstage Java EE DASサービスについては、何らかの原因でJavaプロセスが異常終了した場合でも、FJVMログは出力されません。また、FJVMログを出力するJava VMのオプション指定があった場合でも、FJVMログは出力されません。
ログファイルの出力先
ログファイルの出力先のデフォルトは、「6.8.11 ロガーの定義項目」の「ログ出力ディレクトリ」を参照してください。
ログファイルの出力先の変更
ログファイルの出力先ディレクトリは、Interstage Java EE管理コンソール、またはasadminコマンドにより変更可能です。
指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合は、以下のように指定したディレクトリ配下にサーバーインスタンス名でディレクトリが作成され、その配下にログファイルが出力されます。
指定した値:C:\logs
サーバーインスタンス名:IJServer001-I1
ログファイルが出力されるディレクトリ:C:\logs\IJServer001-I1
指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合、IJServerクラスタ、サーバインスタンス削除時に、ログファイルが出力されるディレクトリは削除されません。手動で削除してください。
Interstage Java EE管理コンソール
IJServerクラスタ/Interstage Java EE DASサービスが出力するログ
[設定] > [クラスタ名-config] または [server-config] > [ロガーの設定]
Interstage Java EE Node Agentサービスが出力するログ
[ノードエージェント] > [ijna] > [ロガーの設定]タブ
asadminコマンドのsetサブコマンド
IJServerクラスタ/Interstage Java EE DASサービスが出力するログ
「configs.config.log-serviceの定義項目」の「ログ出力ディレクトリ」
Interstage Java EE Node Agentサービスが出力するログ
「node-agents.node-agent.log-serviceの定義項目」の「ログ出力ディレクトリ」
詳細は、Interstage Java EE管理コンソールのヘルプ、または「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「asadmin」を参照してください。
ログファイルのローテーション
ログファイルはローテーションできます。詳細は、「4.22.6 ログファイルのローテーション」を参照してください。
ログファイルのダウンロード
サーバーログ/Java VMログ/HTTPアクセスログは、Interstage Java EE管理コンソールからダウンロードできます。
IJServerクラスタ/Interstage Java EE DASサービスが出力するログ
[クラスタ] > [クラスタ名] または [スタンドアロンインスタンス] > [ログ ダウンロード]タブ
Interstage Java EE Node Agentサービスが出力するログ
[ノードエージェント] > [ijna] > [ログ ダウンロード]タブ
イベントログ/システムログ
コマンド処理やInterstage Java EE Node Agentサービスのメッセージの一部はイベントログまたはシステムログに出力されます。
イベントログ、システムログの仕様は、各OSの出力規約に従っています。
クライアントのログ
アプリケーションクライアントコンテナの場合
アプリケーションクライアントコンテナでJava EEアプリケーションクライアントを運用する場合、アプリケーションクライアントコンテナが出力するメッセージはコンソールに出力されます。
この場合、以下のようにメッセージが出力されます。
appclient: LOG_LEVEL: メッセージ番号: メッセージ: ThreadID=スレッドID,ThreadName=スレッド名 例外情報がある場合はスタックトレース |
LOG_LEVEL:
ERROR :エラー
WARNING:警告
INFO :情報
スタンドアロンクライアントの場合
スタンドアロンクライアントでJava SEスタンドアロンアプリケーションを運用する場合、ログはJavaのjava.util.logging.LogManagerを使用して出力されるため、Javaの「JRE ディレクトリのプロパティファイル lib/logging.properties」から初期設定が読み込まれてログの出力先やフォーマットが決定します。
デフォルトでは以下のフォーマットで出力されます。
時刻 ログ出力クラス名 ログ出力メソッド名 LOG_LEVEL: メッセージ 例外情報がある場合はスタックトレース |
LOG_LEVEL:
ERROR :エラー
WARNING:警告
INFO :情報