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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

4.22 Java EEアプリケーションのログ

サーバーログ/Java VMログ/HTTPアクセスログ/IIOPアクセスログ/HTTPトレースログ

Java EEでは、以下のログを提供しています。
これらログに出力された情報は、トラブル発生時の調査に役立てることができます。

IJServerクラスタ
  • サーバーログ

  • Java VMログ

  • HTTPアクセスログ

  • FJVMログ
    FJVMログの詳細は、「チューニングガイド」の「JDK/JREのチューニング」の「FJVMログ」を参照してください。

  • IIOPアクセスログ

  • HTTPトレースログ

Interstage Java EE DASサービス
  • サーバーログ

  • HTTPアクセスログ

  • IIOPアクセスログ

  • HTTPトレースログ

Interstage Java EE Node Agentサービス
  • サーバーログ

Interstage Java EE DASサービスについては、何らかの原因でJavaプロセスが異常終了した場合でも、FJVMログは出力されません。また、FJVMログを出力するJava VMのオプション指定があった場合でも、FJVMログは出力されません。

ログファイルの出力

ログファイルの出力先のデフォルトは、「6.8.11 ロガーの定義項目」の「ログ出力ディレクトリ」を参照してください。


ログファイルの出力先の変更

ログファイルの出力先ディレクトリは、Interstage Java EE管理コンソール、またはasadminコマンドにより変更可能です。
指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合は、以下のように指定したディレクトリ配下にサーバーインスタンス名でディレクトリが作成され、その配下にログファイルが出力されます。

指定した値:C:\logs
サーバーインスタンス名:IJServer001-I1
ログファイルが出力されるディレクトリ:C:\logs\IJServer001-I1


指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合、IJServerクラスタ、サーバインスタンス削除時に、ログファイルが出力されるディレクトリは削除されません。手動で削除してください。


詳細は、Interstage Java EE管理コンソールのヘルプ、または「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「asadmin」を参照してください。


ログファイルのローテーション

ログファイルはローテーションできます。詳細は、「4.22.6 ログファイルのローテーション」を参照してください。


ログファイルのダウンロード

サーバーログ/Java VMログ/HTTPアクセスログは、Interstage Java EE管理コンソールからダウンロードできます。

イベントログ/システムログ

コマンド処理やInterstage Java EE Node Agentサービスのメッセージの一部はイベントログまたはシステムログに出力されます。
イベントログ、システムログの仕様は、各OSの出力規約に従っています。

クライアントのログ

アプリケーションクライアントコンテナの場合

アプリケーションクライアントコンテナでJava EEアプリケーションクライアントを運用する場合、アプリケーションクライアントコンテナが出力するメッセージはコンソールに出力されます。

この場合、以下のようにメッセージが出力されます。

appclient: LOG_LEVEL: メッセージ番号: メッセージ: ThreadID=スレッドID,ThreadName=スレッド名

例外情報がある場合はスタックトレース

LOG_LEVEL:

スタンドアロンクライアントの場合

スタンドアロンクライアントでJava SEスタンドアロンアプリケーションを運用する場合、ログはJavaのjava.util.logging.LogManagerを使用して出力されるため、Javaの「JRE ディレクトリのプロパティファイル lib/logging.properties」から初期設定が読み込まれてログの出力先やフォーマットが決定します。

デフォルトでは以下のフォーマットで出力されます。

時刻 ログ出力クラス名 ログ出力メソッド名

LOG_LEVEL: メッセージ

例外情報がある場合はスタックトレース

LOG_LEVEL: