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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

4.16.6 Symfoware ServerのNativeインタフェース JDBCドライバ(Type2)

Symfoware ServerのNativeインタフェースを利用する場合、Connection Managerの利用を推奨します。
Connection Managerの設定については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。

環境変数の設定

以下の環境設定を行ってください。

各JDBCドライバがサポートするJavaバージョンの組み合わせなどの詳細は、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。

設定項目

設定値

パス

NativeインタフェースのSymfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリ\JDBC\fjjdbc\bin
Windows(R)システムディレクトリ\ESQL\BIN

クラスパス

NativeインタフェースのSymfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリ\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc2.jar

または

NativeインタフェースのSymfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリ\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc3.jar

または

NativeインタフェースのSymfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリ\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc4.jar

設定項目

設定値

ライブラリパス

FSUNrdb2bインストール先ディレクトリ/FSUNrdb2b/lib (注)
JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/bin (注)

クラスパス

JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc2.jar (注)

または

JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc3.jar(注)

または

JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar(注)

設定項目

設定値

ライブラリパス

FJSVrdb2bインストール先ディレクトリ/FJSVrdb2b/lib (注)
JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/bin (注)

クラスパス

JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc2.jar (注)

または

JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc3.jar(注)

または

JDBCドライバインストール先ディレクトリ/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc4.jar(注)

注) 以下のディレクトリのデフォルトは、/optです。

接続プールの設定

接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインタフェースを指定してください。

パラメタ

指定値

名前

任意の値

リソースタイプ

以下を指定してください。(注1)

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource

データベースベンダー

Symfoware (注2)

データソースクラス名

以下を指定してください。

  • com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource

注1) Symfoware ServerのNativeインタフェースのJDBCドライバ側のプーリング機能は、Interstage Java EE側のプーリング機能ですべて実現できます。そのため、Symfoware ServerのNativeインタフェースのJDBCドライバ側のプーリング機能をサポートしません。Symfoware ServerのNativeインタフェースを利用する場合、Interstage Java EE側のプーリング機能を利用してください。

注2) データベースベンダーは、Interstage Java EE管理コンソールから接続プールを作成するときにだけ指定してください。


プロパティ

以下に指定できるプロパティを説明します。説明されているプロパティ以外は編集する必要はありません。指定するプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。

Connection Managerを利用する場合

プロパティ名

user

ユーザIDを指定してください。

password

パスワードを指定してください。

networkProtocol

接続するネットワークプロトコル名を指定します。以下を指定してください。指定は必須です。

  • symfold

databaseName

Connection ManagerのAPC動作環境ファイルのSQLSERVERパラメタで指定したSQLサーバ名を指定してください。指定は必須です。

description

このデータソースの説明を指定します。

SYMOption

JDBCドライバのオプションを指定します。
以下のオプションが指定可能です。

  • lang

  • schema

  • ctuneparam

  • javaconverter

  • default_isolation

  • default_readonly

  • autoclosestatement

  • statementcache

各オプションの設定値については、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。
[SYMOptionの記述例]
statementcache=36;ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(255);CLI_WAIT_TIME=(30)'
[記述上の注意]
各オプションの設定値に空文字列は指定できません。
例) ctuneparam='CLI_MAX_SQL='

Connection Managerを利用しない場合

プロパティ名

user

ユーザIDを指定してください。

password

パスワードを指定してください。

networkProtocol

接続するネットワークプロトコル名を指定します。以下のどちらかを指定してください。指定は必須です。

  • symfold(ローカル)

  • symford(RDB2_TCP連携)

serverName

接続するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。
本オプションは、プロトコルでリモートアクセス(RDB2_TCP連携)を設定した場合に指定可能です。

portNumber

接続するサーバのポート番号を指定します。
本オプションは、リモートアクセス(RDB2_TCP連携)を設定した場合に指定可能です。有効値は、1~65535の整数値です。

databaseName

接続するデータ資源名を指定してください。指定は必須です。
protocolにsymfold(ローカル)を指定した場合、以下のようにRDBシステム名を付加する必要があります。RDBシステム名を付けない運用の場合は必要ありません。

  • <RDBシステム名>.<データ資源名>

description

このデータソースの説明を指定します。

SYMOption

JDBCドライバのオプションを指定します。
以下のオプションが指定可能です。

  • lang

  • schema

  • ctuneparam

  • javaconverter

  • default_isolation

  • default_readonly

  • autoclosestatement

  • statementcache

各オプションの設定値については、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。
[SYMOptionの記述例]
statementcache=36;ctuneparam='CLI_MAX_SQL=(255);CLI_WAIT_TIME=(30)'
[記述上の注意]
各オプションの設定値に空文字列は指定できません。
例) ctuneparam='CLI_MAX_SQL='

RDB2_TCPでSymfoware ServerのNativeインタフェースに接続するための設定

注意

Interstage Java EEと別のサーバシステム上にあるSymfoware ServerのNativeインタフェースにアクセスするために使用する接続形態を「RDB2_TCP」と呼びます。
RDB2_TCPでSymfoware ServerのNativeインタフェースに接続するためには、以下の作業が必要です。
以下の作業は、Interstage Java EEと同一のサーバシステム上にあるSymfoware ServerのNativeインタフェースにアクセスする場合は不要です。

RDB2_TCP接続用のパラメタの設定

Symfoware ServerのNativeインタフェースのシステム用動作環境ファイル内に、以下のRDB2_TCP接続用のパラメタを追加してください。

MAX_CONNECT_TCP = (n)
n  :  最大接続数(省略値は0)

参考

システム用動作環境ファイルは、Symfoware ServerのNativeインタフェースインストール時に指定した場所に格納されています。格納場所を指定しないでインストールした場合は、以下の場所に格納されています。

[Symfoware ServerのNativeインタフェースがインストールされているドライブ]:\SFWETC\RDB\ETC\UXPSQLENV

/opt/FSUNrdb2b/etc/fssqlenv

/opt/FJSVrdb2b/etc/fssqlenv

注意

システム用動作環境ファイル内にMAX_CONNECT_TCPを設定していない、または最大接続数に0が指定されている場合、Java EEコンポーネント実行時に、Symfoware ServerのNativeインタフェース ODBCドライバのエラーが出力されます。出力されるエラーの詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。

RDB2_TCPのポート番号の設定

以下のファイルに、RDB2_TCP用のポート番号を設定してください。

システムフォルダ\system32\drivers\etc\services
※ システムフォルダは環境変数"SystemRoot"に設定されているフォルダです。

/etc/services

ポート番号に2050を割り当てる場合

RDBII 2050/TCP