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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

4.14.3 クライアントからサーバに接続する場合の設定

クライアントからサーバのネーミングサービスにリモート接続をする場合、接続先をJNDIの環境プロパティに指定する必要があります。リモートサーバにはIIOP通信するため、接続先のホスト名とIIOPリスナーのポート番号を設定する必要があります。
ポート番号は以下の定義項目から確認できます。Interstage Java EE管理コンソールでも確認できます。

初期設定ではこの設定はシステムプロパティのIIOP_LISTENER_PORTを参照しているため、以下にポート番号が設定されています。

IJServerクラスタの場合

IJServerクラスタから他プロセスまたはリモートサーバのネーミングサービスに登録されたEnterprise JavaBeanにアクセスする場合には、以下の2つの方法があります。

  1. 他ネーミングサービス連携機能を使用する(推奨)
    他ネーミングサービス連携機能を使用して、クラスタのJNDIサービスの設定で外部ネーミングサービスURLに他プロセスまたはリモートサーバのホスト名、IIOPリスナーのポート番号を指定する必要があります。定義方法の詳細は「6.4.2 JNDIサービスの定義項目」を参照してください。

  2. Interstage deployment descriptorファイルにINSの規則を使用して接続先を指定する
    INSの規則を使用して、他プロセスまたはリモートサーバのホスト名、IIOPリスナーのポート番号、JNDI名をInterstage deployment descriptorファイルに指定する必要があります。定義方法の詳細は「2.14.2 環境ネーミングコンテキスト(Environment Naming Context)」を参照してください。

アプリケーションクライアントコンテナの場合

アプリケーションクライアントコンテナを使用する場合には、Interstage deployment descriptor (sun-acc.xml)ファイルの<target-server>タグに接続先のサーバを指定してください。name属性に一意の名前を指定し、addresss属性には接続先のホスト名またはIPv4のIPアドレス、port属性には接続するIIOPリスナーのポート番号を指定してください。

    <client-container>
      <target-server name="server1" address="host1" port="23700"/>
    </client-container>

Interstage deployment descriptor (sun-acc.xml)ファイルの詳細は、「3.2.3 Interstage deployment descriptor」を参照してください。

スタンドアロンクライアントの場合

スタンドアロンクライアントの場合は、ロードバランス機能を使用してください。詳細は、「4.23 IIOP通信におけるリクエストの振り分け制御」を参照してください。