ターゲットへ展開中のアプリケーションの活性状態を無効に設定することで、ターゲット上のアプリケーションを非活性状態とし、リクエストの受付を停止できます。
有効
アプリケーションに対するリクエストを受付けます。
無効
アプリケーションに対するリクエストの受付けを停止します。アプリケーションの設定などはそのまま保持します。
ターゲットへ展開中のアプリケーションの活性状態は、以下二つの状態で決定されます。
配備されたアプリケーションの活性状態
getサブコマンドで、アプリケーションの定義項目である"状態"を指定することで確認できます。
例)asadmin get applications.[アプリケーションの種類].[アプリケーション名].enabled
アプリケーションとターゲットの関連付けの状態
getサブコマンドで、ターゲットの定義項目である"アプリケーション参照の可否"を指定することで確認できます。
例)asadmin get [ターゲット].application-ref.[アプリケーション名].enabled
上記二つの状態とアプリケーションの活性状態の関係は、以下の表を参照してください。
配備されたアプリケーションの活性状態 | アプリケーションとターゲットの関連付けの状態 | アプリケーションの活性状態 |
---|---|---|
true | true | 有効 |
true | false | 無効 |
false | true | 無効 |
false | false | 無効 |
注意
配備されたアプリケーションの活性状態を"false"にすることで、全ての展開先ターゲットのアプリケーションの活性状態を無効にすることができます。
配備されたアプリケーションの活性状態は、サービスの再起動前後では状態を引継ぎますが、アプリケーションの再配備後は必ず"true"となります。
アプリケーションとターゲットの関連付けの状態は、サービスの再起動やアプリケーションの再配備の前後で状態を引き継ぎます。
アプリケーションの活性状態の変更
アプリケーションの活性状態は、Interstage Java EE管理コンソール、またはasadminコマンドのenable/disableサブコマンドで変更可能です。コマンドで実行の場合は、ターゲットにIJServerクラスタを指定してください。
例
asadmin enable --target IJServer001 Sample
複数IJServerクラスタに展開されたアプリケーションの活性状態の変更
複数IJServerクラスタに展開されたアプリケーションの活性状態を変更するには、ターゲットにdomainを指定して実行してください。
例
asadmin enable --target domain Sample
詳細は、Interstage Java EE管理コンソールのヘルプ、または「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「asadmin」を参照してください。
Interstage Java EE管理コンソール
asadminコマンドの以下のサブコマンド
enable
disable