Java EEへ配備されたアプリケーションは中央リポジトリへ格納され、配備時、または、application-refで関連付けられたターゲットへ展開されます。ターゲットに指定されたIJServerクラスタ、サーバーインスタンスコンテナでは、アプリケーションが実行されます。
ターゲットには、Interstage Java EE DASサービス、IJServerクラスタ、ドメインを選択することができ、1つのアプリケーションに対して、ターゲットを複数指定することも可能です。
注意
Webサーバを経由してJava EEのアプリケーションを運用するには、事前にInterstage JMXサービスの起動が必要です。Interstage JMXサービスの起動については、「運用ガイド(基本編)」を参照してください。
アプリケーションをドメインに配備した場合、アプリケーションは有効になりません。ターゲット上への展開によりアプリケーションは有効になります。
Webサーバと連携する場合、同じWebサーバと連携している複数のIJServerクラスタには、同じコンテキストルートのWebアプリケーションを配備できません。
同一マシン上のWebサーバを経由する複数のIJServerクラスタで、同じコンテキストルートのWebアプリケーションを配備したい場合はWebサーバとの連携の設定を外してから環境を作成する必要があります(運用形態はWebサーバを経由する運用になります)。詳細な手順は以下を参照してください。
配備するアプリケーションのルートディレクトリに、deployment descriptorに定義しないJARファイルを配置すると、Applicationクラスローダでロードされる(この動作は未サポートです。)ため配置しないでください。JARファイルの配置については「2.23.1 クラスローダの構成」を参照してください。
配備・配備解除操作は複数同時に実行することができません。配備・配備解除操作が復帰しないうちに新たな配備・配備解除操作を投入した場合、後から投入した操作が、先に動作していた操作の完了を待機します。
配備処理時、ドメインへの配備で異常が発生した場合はInterstage Java EE DASサービスのserver.logにエラーが出力されますが、その後のターゲットへの展開時(クラスのロード時)に異常が発生した場合は、ターゲット先IJServerクラスタまたはInterstage Java EE DASサービスのserver.logにエラーが出力されます。このためGUIまたはコマンドで、ターゲットにIJServerクラスタまたはInterstage Java EE DASサービスを指定して配備(または展開)を行った場合は、GUIまたはコマンドで出力されないエラーが起こる可能性があるため、配備完了後に指定したターゲットのserver.logでエラーが出力されていないかの確認を行ってください。