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Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
FUJITSU Software

C.5.4 Interstageの自動起動/停止

Interstageの起動方法には、以下の方法があります。

ここでは、マシンブート時に自動的にInterstageを起動する場合の設定について説明します。

ポイント

Interstageインストール直後は、マシンブート時に自動的にInterstageを起動するように設定されています。

Interstageを自動起動する場合の設定方法

マシンブート時に、自動的に以下の操作を行う設定方法について説明します。

Interstageの自動起動

Interstageをインストールして初期化を行うと、Windows(R)に対してサービスが登録されます。
マシンブート時にInterstageを自動起動する場合、Windows(R)のサービスにおいて以下の手順で設定します。


  1. コントロールパネルの「サービス」を開きます。

  2. Interstage統合コマンドの操作対象であるWindows(R)のサービスの「サービス」に対して、「スタートアップの種類」を以下のように設定します。

    Windows(R)のサービス名

    設定内容

    説明

    INTERSTAGE

    自動

    Interstageシステム用のサービス

    INTERSTAGE API

    手動

    クラスタシステム専用のサービス

    OD_start

    手動

    CORBAサービス用のサービス

    InterfaceRep_Cache Service

    手動

    インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)用のサービス

    InterfaceRep_Cache_e Service

    手動

    インタフェースリポジトリ(valueインタフェース)用のサービス

    Naming Service

    手動

    ネーミングサービス用のサービス

    EventService

    手動

    イベントサービス用のサービス

    EventFactory

    手動

    イベントファクトリ用のサービス

    Transaction Director

    手動

    コンポーネントトランザクションサービス用のサービス

    Enterprise Edition
    FJapache

    手動

    Webサーバ用のサービス(注)

    Enterprise Edition
    Interstage HTTP Server(Webサーバ名)

    手動

    上記以外のWebサーバ用のサービス(注)

    注)Webサーバをインストールすると、登録されます。


注意

  • Interstage統合コマンドの操作対象外のサービスについては、そのサービスの自動起動方法に従って設定してください。

  • Enterprise EditionクラスタシステムでInterstageを運用する場合、Interstageの自動起動は使用しないでください。クラスタシステムの起動方法で起動してください。

  • マシンブート時にInterstageを自動起動しない場合は、Interstage統合コマンド/Interstage管理コンソールで起動してください。

  • マシン停止時は、事前にInterstage統合コマンド/Interstage管理コンソールでInterstageを停止してください。


アプリケーションの自動起動

Interstage管理コンソールで作成したIJServer/CORBAアプリケーションは、ワークユニットの環境設定により、ワークユニットを自動起動する設定を行うことができます。「自動起動する」を選択すると、Interstage起動時に指定されたワークユニットを自動起動します。


Interstageを自動起動しない場合の設定方法

マシンブート時にInterstageを自動起動しない場合、Windows(R)のサービスにおいて以下の手順で設定します。


  1. コントロールパネルの「サービス」を開きます。

  2. Interstage統合コマンドの操作対象であるWindows(R)のサービスの「サービス」に対して、「スタートアップの種類」を以下のように設定します。

    Windows(R)のサービス名

    設定内容

    説明

    INTERSTAGE

    手動

    Interstageシステム用のサービス

    INTERSTAGE API

    手動

    クラスタシステム専用のサービス

    OD_start

    自動

    CORBAサービス用のサービス

    InterfaceRep_Cache Service

    自動

    インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)用のサービス

    InterfaceRep_Cache_e Service

    自動

    インタフェースリポジトリ(valueインタフェース)用のサービス

    Naming Service

    自動

    ネーミングサービス用のサービス

    EventService

    自動

    イベントサービス用のサービス

    EventFactory

    自動

    イベントファクトリ用のサービス

    Transaction Director

    手動

    コンポーネントトランザクションサービス用のサービス

    Enterprise Edition
    FJapache

    自動

    Webサーバ用のサービス(注)

    Enterprise Edition
    Interstage HTTP Server(Webサーバ名)

    自動

    上記以外のWebサーバ用のサービス(注)

    注)Webサーバをインストールすると、登録されます。


RCプロシジャからInterstageワークユニット起動する場合の設定方法

Interstageをインストールすると、RCプロシジャに起動シェルスクリプト「S99startis」が登録されます。
マシンブート時は、RCプロシジャからInterstageを起動します。

起動シェルスクリプト「S99startis」は、以下のディレクトリ配下に格納されます。

/etc/rc2.d

/etc/rc2.d
/etc/rc3.d
/etc/rc4.d
/etc/rc5.d

RCプロシジャからワークユニットも起動する場合は、起動シェルスクリプト「S99startis」を編集します。
起動シェルスクリプト「S99startis」の記述例を以下に示します。


#!/sbin/sh
# Interstage start procedure
# Set Environment Variable
IS_ISV_CONSOLE_OUTPUT=OFF
export IS_ISV_CONSOLE_OUTPUT
# Execute Start Command
isstart
isstartwu TDSAMPLE1
isstartwu TDSAMPLE2

RCプロシジャからInterstage起動しない場合の設定方法

RCプロシジャの起動シェルスクリプト「S99startis」の登録解除を行います。

以下のディレクトリ配下に格納されている起動シェルスクリプト「S99startis」をバックアップ資源格納用ディレクトリに退避してください。

/etc/rc2.d

/etc/rc2.d
/etc/rc3.d
/etc/rc4.d
/etc/rc5.d

RCプロシジャからInterstageを停止する場合の設定方法

Interstageをインストールすると、RCプロシジャに停止シェルスクリプト「K00stopis」が登録されます。
マシンのシャットダウン時は、RCプロシジャからInterstageを停止します。

停止シェルスクリプト「K00stopis」は、以下のディレクトリ配下に格納されます。

/etc/rc0.d

/etc/rc.d/rc0.d
/etc/rc.d/rc1.d
/etc/rc.d/rc6.d

RCプロシジャからInterstageを停止しない場合の設定方法

RCプロシジャの停止シェルスクリプト「K00stopis」の登録解除を行います。

以下のディレクトリ配下に格納されている停止シェルスクリプト「K00stopis」をバックアップ資源格納用ディレクトリに退避してください。

/etc/rc0.d

/etc/rc.d/rc0.d
/etc/rc.d/rc1.d
/etc/rc.d/rc6.d