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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express チューニングガイド
FUJITSU Software

4.1 ワークユニット数、オブジェクト数、プロセス数のチューニング

  起動できるワークユニット数、オブジェクト数およびプロセス数は以下の条件式を満たす必要があります。

(ワークユニット数×2)+(オブジェクト総数×m)+(プロセス総数×n)+1 ≦ 2010

  この条件式を超えてワークユニットを起動する場合は、大規模システム用環境定義ファイルをコピーする必要があります。なお、Linux for Intel64版では、標準で大規模システム用環境定義ファイルが使用されています。

  大規模システム用環境定義ファイルを使用した場合、以下の条件式まで起動できるワークユニット数、オブジェクト数およびプロセス数が拡張されます。

(ワークユニット数×2)+(オブジェクト総数×m)+(プロセス総数×n)+1 ≦ 6030

  条件式のオブジェクト総数とは、ワークユニット定義の[Application Program]セクションの総数です。

Enterprise EditionStandard-J Edition  IJServerの場合、各ワークユニットのオブジェクト数は以下となります。

IJServerタイプ

オブジェクト数

WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一JavaVMで運用

Webアプリケーションのみ運用

EJBアプリケーションのみ運用

1

WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用

2

  条件式のm、nについては、m=1、n=2を基準値とし、以下に該当する場合は、変更してください。

大規模システム用環境定義ファイル

  

コピー元

コピー先

Interstageインストール先フォルダ\extp\etc\sys\td\extp.ini.large

Interstageインストール先フォルダ\td\var\td001\sys\etc\extp.ini

/opt/FSUNextp/etc/sys/td/extp.ini.large

デフォルトシステムの場合
/var/opt/FJSVisas/system/default/FSUNextp/td001/sys/etc/extp.ini

拡張システムの場合
/var/opt/FJSVisas/system/[sysname]/FSUNextp/[sysname]/sys/etc/extp.ini
([sysname]は、拡張システム名)

/opt/FSUNextp/etc/sys/td/extp.ini.large

/var/opt/FJSVisas/system/default/FSUNextp/td001/sys/etc/extp.ini

/opt/FJSVextp/etc/sys/td/extp.ini.large

/var/opt/FJSVisas/system/default/FJSVextp/td001/sys/etc/extp.ini

通常システム用環境定義ファイル

通常のシステム定義に復元する場合は、以下の通常システム用環境定義ファイルをコピーしてください。

  

コピー元

コピー先

Interstageインストール先フォルダ\extp\etc\sys\td\extp.ini

Interstageインストール先フォルダ\td\var\td001\sys\etc\extp.ini

/opt/FSUNextp/etc/sys/td/extp.ini

デフォルトシステムの場合
/var/opt/FJSVisas/system/default/FSUNextp/td001/sys/etc/extp.ini

拡張システムの場合
/var/opt/FJSVisas/system/[sysname]/FSUNextp/[sysname]/sys/etc/extp.ini
([sysname]は、拡張システム名)

/opt/FSUNextp/etc/sys/td/extp.ini

/var/opt/FJSVisas/system/default/FSUNextp/td001/sys/etc/extp.ini

/opt/FJSVextp/etc/sys/td/extp.ini

/var/opt/FJSVisas/system/default/FJSVextp/td001/sys/etc/extp.ini

注意

  • 大規模システム用環境定義ファイルを使用した場合、共有メモリ使用量が14メガバイト増加します。

  • 環境定義ファイルをコピーする場合は、Interstageを停止してください。

  • コピー先の環境定義ファイルを誤って削除した場合、システム規模に応じて環境定義ファイルを再度コピーしてください。